先日の相談会は、15家族38名(子ども13名)と会の仲間20名の参加がありました。
子どもたちも同じ部屋だったので、大賑わいのなかでしたが、その賑わいのなかにある安全を、初めての子どもたちも感じ取ってくれていました。それは、いまふつう学級に通っている小学生、中学生、高校生とその親たちが、これから就学の親子に伝えたい思いがあふれている空間でもありました。
はじめて出会う親子へ、子どもの障害のこともまだ何も知らないけれど、それでも伝えたいこと。
それは、「ふつう学級がいいよ」ということより、「今いるところをいいところに」、いっしょに変えていこうという思い。
親にとって、予想外の子どもの障害や病気に戸惑いながらも、今日まで大事に育ててきた子ども。
その子どもが「いま・いる」場所、家庭、地域、保育園、地域の小学校に、居場所がないことなんてない。
学校の先生にとっては「初めて」かもしれない。
でも、千葉県の学校には、何十年という「ふつう学級の障害児たち」を守ってきた経験の積み重ねがある。
だから、目の前の先生が、知らなくて、困っているなら、私たちでも、教育委員会でも、手伝えることはいっぱいある。
そして、私たちは、そのために就学相談会をひらいている。
そのことは、ちゃんと伝わっていたのかなとアンケートをみて思います。
◆『頼っていいんだってことがわかりました。相談できる場所があり、学校全体で考えてくれるようにしていけるってことを知れて良かったです。普通学級に入れるのを前向きに考えられました。』
また、現在の「できなさ」に揺れることから、未来の子どもへの信頼によりふつう学級でやっていこうと感じてくれるのもいいなと感じます。
◆『まずは普通学級へ誰でも入れること。それが本人のために大切で、大人になった時に皆と共に生きていくうえで必要だということ。普通学級に行かせたい!という気持ちでいっぱいになりました。』
そして、6歳の入学は、子どもの「人生の出会い」が大きく変わることなのだと改めて思います。
◆『良くも悪くも特別視しないように考えていけるようにしていこうと思いました。ある程度、ワガママなくらいで良いのか、とも思いました。
今日、来るまでは、支援級に入れるべきなのかと思っていましたが、その考えを考え直したほうが良いのかと思いました。』