ワニなつノート

Halの冒険 (番外編1)



子どもの不安とまっすぐに向き合うために(1)

ISIZAKIさん、
お陰さまでいろんなことを考えさせてもらえました。
はじめはすぐに返信できるはずだったのですが、
予想以上にいろんな思いが湧いてきました。
すでにA4で4枚以上書いたのですが、まとまりがつきません。

でも、一通り書き終えて少し落ち着きました。
あの短いコメントを読んだ瞬間、自分の中で、
少なくとも4人の違う相手に向って、同時に話し始めていました。

一人は、「職場の先輩」に対して。
一人は、ISIZAKIさんに対して。
一人は、不登校に鈍感な親や先生に対して。
一人は、自分自身へ。

まず、一つ目の気がかりについて。

1・
その「先輩」は、「プロレスごっこの標的にされやすく、
イヤだと言えない性格の1年生の子どもが、学校に行き渋っている」ことを、
学校の先生に、どんなふうに伝えたのでしょうか。

学校に行きたくないほどイヤなプロレスごっこを辞めさせることは、
そんなに難しいことではないはずです。
まして、小学校1年生なら。

もちろん、子どもの行きたがらない理由が、
本当にそのことかどうかは分かりませんが、
少なくとも、そこからはじめないと、先には進めません。

2・
「朝、職員室においてくる。子どもは先生と一緒に教室に行く」

友だちのプロレスごっこにもイヤと言えない子どもが、
親に、学校に連れていかれ、先生に教室に連れていかれる。

その子は、どんな気持ちで、プロレスごっこにイヤと言えずに我慢し、
親にイヤと言えずに我慢し、先生にイヤと言えずに我慢しているのだろう。

その子の気持ちは、いったい誰が聴いてあげるんだろう。

そう考えるだけで、いてもたってもいられない気持ちになります。

3・
そこへ「働いていたら、学校に連れていくしかないでしょ」という言葉です。
「そんなことはないだろ」と瞬間的に頭の中で叫んでいます。

それから、
「もし働いていなかったら、あなたは子どもをゆっくり
休ませてあげることができるのですか?」という疑問が浮かびます。

多分、そうではないと思います。
なぜなら、「本当は休ませてあげたい」と思っている人なら、
たとえ、「学校に連れていくしかない」状況であっても、
子どもの気持ちにそって、教室にいかずに
保健室で過ごすようにしてもらうこともできるはずだからです。

「今日はどうしても仕事に行かなければいけない。
でも、あなたを一人で家に置いていくのは心配でできない。
他に預かってもらうところもない。
今日は学校で過ごしてほしい。
教室に行くのがつらかったら、
保健室にいられるように先生に話してみるけど…」
子どもとちゃんと向き合って、
そんなふうに話してみることはできると思います。

ここまでが、コメント前半への率直な感想です。
(つづく)
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