《なっち退院(^^)vと事故現場検証》
11月16日のブログで、入院のお知らせをしたなっち、先日無事退院しました
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足も切断されずにすみました。
なっち細胞の回復力は脅威的で、欠損部分の移植等もしないですんだようです。
サイボーグのように刺さっていた金具やボルトもとれて、いまは普通のギブスで過ごしています。
車椅子の操作も完璧で、もともと車椅子に乗っていた子かと勘違いします。
とにかく、生きてて、よかったです。
話しかけると、振り向いてくれて、
笑ってくれて、いつものなっちのおしゃべりが聞けて、
生きててくれて、ほんとによかったです。
2カ月余り、24時間付き添いをしてきたお母さんが、「なっちとくっついているのはもう無理」「限界」っていう、いつもの愚痴を聞けて、
なっちが、生きててくれて、本当によかったです。
なっちが、ちょっと「落ち着きがない」子で、静かな小児病棟には、ちょっと向かない子で、入院中は医師や看護師ともさんざんもめたけれど、なっちが元気になって、生きててくれてよかったです。
病院も、学校と同じで、子どもはちゃんと大人のいうことを聞くものと勘違いしています。
障害のある子の面倒は、24時間親がつきっきりで見るのが当たり前と、本気で思っている大人がたくさんいます。ばかです。想像力のかけらもない非常識な大人がたくさんいます。
障害児が苦労するのは、自分の「障害」ではなく、大人の無知と無理解です。
その法則は、病院でも学校とまったく同じでした。
なっちはよくがんばったと思います。
足を動かすな。じっとしてろ。静かにしてろと言われ。
ちゃんとできないなら出ていけと言われ、おとなしくする薬を飲ませて、ベッドに両手両足縛りるつけると脅され。
他の子が、入院でいつもの10倍がんばってがまんするところを、なっちはいつもの1万倍くらいがまんしてがんばっていました。
でも、それでも他の子のちょっと10倍くらい落ち着きがないだけなのに。
退院するときには、後ろ頭の髪が丸く抜けていました。
事故よりも、障害よりも、入院よりも、大人げない医者と看護師に苦労したけれど、
でも、なっちが生きててくれてよかった。
学校でも、病院でも、ホームでも、自分の人生を自分で引き受けて生きていくのは子どもなのだから、子どもが安心して納得して生きること以上に大切なことなんか、ないのだと思います。
…で、なっちがもうあんな事故に合わないように、昨日、ワニなつ的現場検証に行ってきました。
(つづく)