ひさびさの指点字通訳と普通学級の介助(メモ)です。
つづきだけど、前回、
どこまで書いたか忘れてます(-。-)y-゜゜゜
先日、ふとこのページを思い出しました。
でも、なんのために、思い出したのか。
何を考えたいのか、それも分かりません。
きっと「理解は後からついてくる」、と思うので、
思い出したページを写してみます。
私のなかでは、この本のベスト3に入るシーンです。
福島さんが結婚して11年後の話。
□ □ □
《夫婦げんかに指点字通訳》
光成は「周期的に爆発」してきた。
福島の妻役を、だれか変わってと叫びたくなる。
これまで夫婦げんかも指点字でやってきた。
妻は指点字で夫に不満をぶつける。
夫は口で言い返す。しかも口八丁。
白を黒といいくるめることだってできる。
妻は泣きながら指点字で応戦する。
しかしその声は夫には聞こえない。
指がもつれる。
もつれると福島が読み取れなくなり、
互いにイライラして感情的になった。
「ハダ(指)を触れあって話していると、
彼の気持ちが私に覆いかぶさってきて、しんどいんです」
とうとう06年4月末に家を出て、ひと月ほど別居した。
数日おきにようすを見に家に帰ったが、
とにかく別に部屋を借りて冷却期間をおくことにした。
そもそも光成の思う「通訳者」とは、「本人と一心同体」だ。
本人の代わりに情報を集め状況を説明し、世界を提供する役割だ。
それと、妻としての、ときに反撃する「けんか」を、
同じ指点字で福島にぶつけるのは、もともと無理なのだとわかった。
自分の感情を指点字で夫に吐露するのが苦しいのは
当たり前なんだとわかった。
二人で相談して、5月からは「これぞ」という深い、
夫婦の話し合いには、指点字通訳を頼むことにした。
夫婦げんかに通訳!
光成はためしに通訳を頼んでみて、驚いた。
ぐっと楽になった。
そして自分がいかに抑圧されていたかに気づいた。
通訳がいると光成の言葉数がふえ、
ひとつの文章が長くなったのに福島も驚いた。
これまで、無意識にできるだけ短く言おうとしていたのだ。
(P131)
□ □ □
このページに、私が書き込んであるメモは二つ。
「親子げんかに介助」
「自立に介助」
でも、この言葉を書き込んで、
そのとき自分が何を考えたのだったか…(-_-;)
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