ワニなつノート

【たこの木連続講座『かかわりの社会学』第2回・就学運動が撒いた種】

《報告の種①》

タイトルは「就学運動が撒いた種」だったが、私には「ふつう学級」というこだわりが撒いた種、だった。

それは、「教育」のこだわりではなかった。「能力」のこだわりでもなかった。

 

まずこの子が「ここに居ること」の種、から始めるこだわり。

種から出る芽と同時にある「根のつながり」に、こだわりがあった。

 

どっちの教育がいいかという選択の話でなく。

子どもが「地域」から居なくなると、せっかくの「ここに居る」種からの根が育たず困る。

 

居ない子、透明の子とつながることのできる子はいない。

つながりの根のある子が、地域に1人もいないのは困る。

子どもに障害があることは困ることではないが、「居ない」のは困る。

 

居ない子とつながることはできない。

「年に一度つながる」では困る。欲しいのは日常のつながり。

「居るだけのつながりの種」からの根の広がりと重なり、その上での芽、幹、枝葉で陽を浴びている笑顔を見たかった。

(つづく)

 

             □

横田さん、三井さん、たこの木のみなさん、昨日はありがとうございました。

7月の講座の後、「そのつづき」というイメージが膨らみ過ぎて、自分のための「答え合わせ」学習会を1月に企画しました。「答え合わせ」を一緒にしてくれる人が二十人を超えました。

それだけでもラッキーなのに、今回、私に「リハーサル」の機会まで用意して頂いて(違うか!)、「マジ感謝」でした(^^)v 

やっぱり、たこの木の混沌さは魅力的です。「よく分からないままでもつながりの安全領域」の魅力、というか。

「1車線」の言葉のやり取りでなく、「5車線」の声が行き交う魅力だと思いました。

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