ただいま、10月31日の集会の準備中です(>_<)
作成中のチラシ案を載せてみます。
何か気づいた点があれば、コメント、メールください。
◇ ◇ ◇ ◇
Kaくんは、保育園の年長さんの男の子。
Haちゃんは、保育園の年長さんの女の子。
二人は、毎日元気に保育園に通っています。
二人が、他の子とちょっと違うところは、
赤ちゃんのとき「気管切開」をしたので、
吸引などの医療的ケアが必要な場面があることです。
ただ、それだけ。
二人はごくごくふつうの子どもです。
保育園で大切に育てられてきた、KaくんとHaちゃん。
二人の大切な「子どもの日々」と「生活」と
かけがえのない「友だち」と「希望」が、
小学校に入ってからも変わらずに続きますように。
保育園の毎日で、子ども同士の遊びや生活を通して、
二人が育んできた日々を、大人の都合で、
途切れさせてしまうことがありませんように…。
1.講演:『生活行為としての医療的ケア』(仮題)
講師:(KaくんとHaちゃんの主治医)
2.報告① 『Kaくんの日常生活』
3.報告② 『Haちゃんの日常生活』
4.講演:『学校生活のなかの医療的ケア』
講師:山田真
(小児科医・障害児を普通学校へ全国連絡会世話人)
日時:2009年10月31日(土)
13:30~17:00
場所:流山市生涯学習センター
《つくばエクスプレス》
流山セントラルパーク駅下車 徒歩3分
※(改札を出て左手にみえる赤茶色の大きな建物です。)
参加費:(資料代として)500円
◇ ◇ ◇ ◇
≪ 教育としての医療的ケア、あるいは、
「義務教育ですから心配しないように」 ≫
来年、小学校に入学するkaくんとHaちゃんは、
ともに0歳のときに気管切開し、
のどに気管チューブ(カニューレ)を装着して生活しています。
たんの吸引など日常的に必要な医療的ケアは、
家庭では親が行っている生活ケアでもあります。
保育園では看護師が行っていますが、
教育委員会は、二人が地域の学校に入学するにあたって、
「親の付き添い」か「本人が自分で医療ケアを行うこと」
を求めています。
◇ ◇ ◇ ◇
栃木県のある市教育委員会の担当者は、
相談に来た両親に次のように言ったそうです。
「医療的ケアについての配慮は、
義務教育ですから心配しないように」
そして、子どものために複数の看護師を配置する体制を
組んでくれたと言います。
◇ ◇ ◇ ◇
三重県津市では、2006年4月、
気管切開をした子どもの普通小学校受け入れのため、
介助員に看護師資格保有者1人を採用し、小学校に配置しました。
栃木県今市市(日光市)は03年度から、
気管軟化症の児童の通学支援として、
普通小学校に常駐の看護師を配置しました。
埼玉県東松山市では、08年から、
普通小学校に看護師が配置されました。
大阪府では06年度から、公立小・中学校への
看護師配置にかかる費用を半額助成する制度を始めています。
流山と我孫子の隣の柏市では、03年から、
人工呼吸器をつけた子どものために、
看護師と介助員を配置しています。
いま、保育園の中で保障されている
友だちと一緒の当たり前の生活を、
来年の春、小学校にあがっても変わらずに続けることが
できるように、KaくんとHaちゃんが、
安心して学校に通えるように、
医療的ケアの必要な子どもの学校生活を
みんなで考えたいと思います。
◇ ◇ ◇ ◇
子どもを、分けてはいけない。
車いすの子どもを、分けてはいけない。
目が見えない子どもを、分けてはいけない。
言葉が話せなくても、字が書けなくても、
子どもを分けてはいけない。
そして、医療的ケアが必要な子どもを、分けてはいけない。
保育園の毎日で大切にされてきた子ども時代の生活と友だちを、
小学校であきらめさせてはいけない。
子どもは、子どもの真ん中で育ち成長します。
保育園の毎日で、友だちと一緒の生活や遊びを通して、
子ども自身が育んできた日々を、
大人の都合で奪ってはいけません。
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yo
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ishizaki
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