吹奏楽コンクールにおいては、制限時間があるから仕方がないのですけど、
曲のカットというのは、正直日常茶飯事です。
例えば、R.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピゲールの愉快ないたずら」は
原曲は16分程度ですけど、コンクールの自由曲として演奏するには7~8分程度にカットする
必要があります。
原曲では5~6個程度いたずらをし、最後は絞首刑になってしまうのですが、
コンクールのカット版ではも一つか二ついたずらをしただけで、すぐに絞首刑になってしまう
印象があり、
幾らなんでもティルが可哀想・・・なんて印象すら持ってしまいます。
同様にR.シュトラウスの「アルプス交響曲」も原曲は50分程度の非常に長い曲なのですけど、
これを8分程度のコンクール用カットヴァージョンになってしまうと、
あっという間に夜が明け、頂上に着いたと思ったら雷雨が鳴り響き、そのまま下山と言う
富士山の弾丸ツアーも真っ青の強行登山ツアーみたいな印象に
なってしまいます。
だけど、滅多にないのですけど、
クラシックの世界でも、原曲をカットして演奏会で演奏するとかCD(レコード)収録をするケースも
あったりします。
一例をあげると・・・
〇NHK交響楽団にて、ショスタコーヴイッチの交響曲第10番の日本初演を行うと予告しながら、
土壇場で、演奏曲目をプロコフィエフの交響曲第5番に変更し、しかもこの交響曲を
原曲どおりではなくて、カットだらけで演奏し、大ブーイングを浴びた事件
〇セル指揮/クリーブランド管
バルトークの「管弦楽のための協奏曲」のCD録音にて、意図は不明だが、
第五楽章「終曲」のラスト近くで、再現部分の導入部に当たる部分をバッサリカットして
収録した・・・
指揮者としては、「この部分は少々くどい・・」と解釈したのかも・・・
〇ストコフスキー/ニューフィルハーモニア
チャイコフスキーの交響曲第5番で、その終楽章にて、
演奏が終わる直前の部分で、たった2小節分を、なぜかカット・・・
結構これは珍解釈だけど、
すごーく違和感が残る演奏・・・
〇シェルヘン指揮・フランス国立放送響のマーラー/交響曲第5番
これは、カットを語る上では避けられない、ある意味凄い演奏です・・・
私自身、この演奏は、確か甲府駅の駅ビル内のワゴンセールで売られていた
1枚500円程度の廉価盤で知りました・・・
マーラーの5番は、第三楽章が全五楽章の中で18分程度と一番長いのですけど、
なんとシェルヘンは、この楽章を5分程度にウルトラ強引なカットをしています。
つまり正味13分程度丸々カットしたことになります。
これって一体どんな意図や解釈があったのでしょう・・謎です。
あと、この演奏は実はライブ録音だと思うのですが、
第三楽章で、奏者がカットのためだと思うのですが、慌てて譜面をめくる音らしきものまで
しっかりと収録されています。
そして面白いのが、演奏終了後は、ブラボーコールとブーイングがほぼ同時に沸き起こり、
「なるほどね・・・」と思ったりもします。
曲のカットというのは、正直日常茶飯事です。
例えば、R.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピゲールの愉快ないたずら」は
原曲は16分程度ですけど、コンクールの自由曲として演奏するには7~8分程度にカットする
必要があります。
原曲では5~6個程度いたずらをし、最後は絞首刑になってしまうのですが、
コンクールのカット版ではも一つか二ついたずらをしただけで、すぐに絞首刑になってしまう
印象があり、
幾らなんでもティルが可哀想・・・なんて印象すら持ってしまいます。
同様にR.シュトラウスの「アルプス交響曲」も原曲は50分程度の非常に長い曲なのですけど、
これを8分程度のコンクール用カットヴァージョンになってしまうと、
あっという間に夜が明け、頂上に着いたと思ったら雷雨が鳴り響き、そのまま下山と言う
富士山の弾丸ツアーも真っ青の強行登山ツアーみたいな印象に
なってしまいます。
だけど、滅多にないのですけど、
クラシックの世界でも、原曲をカットして演奏会で演奏するとかCD(レコード)収録をするケースも
あったりします。
一例をあげると・・・
〇NHK交響楽団にて、ショスタコーヴイッチの交響曲第10番の日本初演を行うと予告しながら、
土壇場で、演奏曲目をプロコフィエフの交響曲第5番に変更し、しかもこの交響曲を
原曲どおりではなくて、カットだらけで演奏し、大ブーイングを浴びた事件
〇セル指揮/クリーブランド管
バルトークの「管弦楽のための協奏曲」のCD録音にて、意図は不明だが、
第五楽章「終曲」のラスト近くで、再現部分の導入部に当たる部分をバッサリカットして
収録した・・・
指揮者としては、「この部分は少々くどい・・」と解釈したのかも・・・
〇ストコフスキー/ニューフィルハーモニア
チャイコフスキーの交響曲第5番で、その終楽章にて、
演奏が終わる直前の部分で、たった2小節分を、なぜかカット・・・
結構これは珍解釈だけど、
すごーく違和感が残る演奏・・・
〇シェルヘン指揮・フランス国立放送響のマーラー/交響曲第5番
これは、カットを語る上では避けられない、ある意味凄い演奏です・・・
私自身、この演奏は、確か甲府駅の駅ビル内のワゴンセールで売られていた
1枚500円程度の廉価盤で知りました・・・
マーラーの5番は、第三楽章が全五楽章の中で18分程度と一番長いのですけど、
なんとシェルヘンは、この楽章を5分程度にウルトラ強引なカットをしています。
つまり正味13分程度丸々カットしたことになります。
これって一体どんな意図や解釈があったのでしょう・・謎です。
あと、この演奏は実はライブ録音だと思うのですが、
第三楽章で、奏者がカットのためだと思うのですが、慌てて譜面をめくる音らしきものまで
しっかりと収録されています。
そして面白いのが、演奏終了後は、ブラボーコールとブーイングがほぼ同時に沸き起こり、
「なるほどね・・・」と思ったりもします。