真相世界(The truth world)

200806これはひどい! 岩手・宮城震度6強地震で死亡者実名報道のマスコミ倫理


死者2人、けが人50人超 岩手、宮城で震度6強

4日午前8時43分ごろ、東北地方で強い地震があり、岩手県の奥州衣川と宮城県栗原一迫で震度6強を記録した。気象庁によると、震源地は岩手県内陸南部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7.0と推定される。その後も震度5弱など余震とみられる揺れが続いた。午前10時半ごろまでに震度1以上の余震41回観測された。
警察庁などによると、福島県と岩手県一関市で計2人が死亡した。地元消防などによると、50人がけがをした。

福島県で亡くなった人は、いわき市の小浜漁港の磯場で磯釣りをしていた男性。崖からの投石に巻き込まれて海に投げ出され、間もなく死亡が確認された。岩手県一関市で亡くなった人は60代男性で、地震で驚いて自宅から道路に飛び出し、トラックにはねられた。

東京に住んでいる私でさえも気持ち悪さを感じる異様な地震だった。
震源地が比較的山間部なので、規模の割には被害は軽微な印象だったが、時間が経つにつれそれなりの被害報告が寄せられている。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

ところで、その亡くなられた方であるが、目下二人ということで、テレビでは2分間隔で連呼している状況である。
その内の一人の方の死因は地震による直接的被害ではない。
大地震という緊急の状況でなければ、1回報道して終わりになるような死因である。
本人にとっても極めて不本意な死因である。にもかかわらず、マスコミは実名入りで2分置きに連呼を続けているのである。
遺族は現段階では動転していてそれどころではないだろうが、落ち着けばマスコミの報道姿勢に腹を立てるだろう。

マスコミとしても緊急報道のマニュアル通りにやっているのだろうが、もう少し思いやりのある報道ができないものだろうか?

これではまるで見せしめに喧伝していると勘ぐられても仕方ないだろう。



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