麻生はこれまでも「天皇陛下の参拝が一番」「A級戦犯は戦死でなく法務死」などと述べ、A級戦犯分祀を念頭に置いたとみられる発言を繰り返してきた。
「A級戦犯は戦死でなく法務死」という理屈はなるほどと頷ける。アメリカに死刑にされた奴らが戦死とは言いにくい。戦死とするならば、昭和28年までアメリカと戦争状態だったということになってしまう。
「分祀」ということはどこかに靖国神社の別社を建てて、そこでA級戦犯だけ祭ろうというのだろうか?
靖国神社はGHQの命令で神道指令で国の管理から離れ、宗教法人となった。宗教法人でなくなれば、政府がA級戦犯の分祀を働きかけることが憲法上は可能となる。自民党の野中広務元官房長官が99年に特殊法人化を検討する考えを表明したことがある。
要するに麻生は自民党の思惑をそのまましゃべっているだけのようだ。
(記事)
麻生太郎外相は16日、東京都内で講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について「国家の英霊を祭るという大事なことを一宗教法人に任せているところに問題があるのではないか」と指摘した。同神社の非宗教法人化を視野に第二次世界大戦のA級戦犯の分祀(ぶんし)方法を検討する考えを示唆したものとみられる。
<麻生外相>靖国神社、非宗教法人化を視野に検討を
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