山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

八ヶ岳 赤岳の頂へ 2012 夏 1

2012年09月16日 19時39分02秒 | 八ヶ岳


この場所、山登りをする人には、馴染み深いでしょう? 

そう、ここは南八ヶ岳の主たる登山口の一つ、美濃戸口。



8月後半に入れておいた連休を前に、天気も良さそうだし、さて どこ行こう?

とは言え、夏もそろそろ終盤、夏山も多分、今シーズン最後かなぁ…と

北アルプスは、ちょうどこの時「涸沢フェスティバル」で さぞ混むに違いないし…


んじゃあ、「槍さま」登頂で 調子に乗っている今、

八ヶ岳主峰 「 赤岳 に 挑んでしまおうじゃないの、ん!?  どうよ?

と、そんな会話が隊長と隊員の間で あったような 無かったような…



勢いとは恐ろしい あまり躊躇も無く決まった 「 赤岳 」挑戦

新宿発 「あずさ1号」7:00 ⇒ 茅野駅 9:08、 アルピコ交通バス 9:35 ⇒ 美濃戸口10:15 と

気付くと ここ美濃戸口に。


ここから林道を1時間かけて、更に奥の登山道入口の『 美濃戸 』まで

途中、美濃戸まで、マイカーで乗り入れる登山客を、羨望と嫉妬の目で見送っていたの、あれ私です



「美濃戸山荘」。冷たい沢水に、トマトやきゅうり、スイカにビール、etc.美味しそうに冷えていました。

ここで道は、北沢、南沢に道を分け、本格的な山道に…

( 後で気付いたんだけど、北沢の方のルートは、この後まだ1時間近く林道歩きが続くみたいです…)

赤岳への前進基地、『 行者小屋 』へは、南沢ルートが最短

赤岳頂上の僅か下に位置する『 赤岳天望荘 』へ、今日中に登ってしまう予定の我が隊、

ここで時間をロスするわけにはいかない。



幸い朝から快晴に恵まれている我が隊でしたが、八ヶ岳は午後から雲が広がることが多く、

恐いのは『 雷(かみなり)さま 』

気になるのは、美濃戸から見上げた赤岳方面に、かなり厚めの雲がかかりだしていること…




標高が上がっていくとはいえ、まだ夏。 歩けばどんどんと汗が、汗が、汗が…



どうにか、「 行者小屋 」に到着。

なんか、西部劇にでてくる開拓中の街みたいな雰囲気。

保安官が歩いてたり、お尋ね者の銀行強盗の輩が歩いてたり……  ( しません。)

背後には、まるで屏風を立てたみたいに、いきなりの「 山の壁 」。

今までの登りは、ほんの序の口、今 見えているのは、大関、ううん、横綱級だよ!!

しかも、稜線に近い上の方は、岩、岩、岩…

いったいどうやって がぶり寄ればいいやら… 下手にがぶり寄ると、「 うっちゃり 」を喰いかねないよ!!


隊長、今更ながら気付きました、赤岳は、八ヶ岳の主峰だということに…

隊員も忘れていませんでした、かつて八ヶ岳の権現岳に苦労して登った時、

権現岳小屋の 眺望抜群の一人用トイレの中から、仰ぎ見る赤岳方面の あまりに恐ろしい光景に

出掛かっていた お○○こが、ショックで止まってしまったことを…



にわかに立ち込めだした、怪しげな雲!!

危うし、warazaemon 一行、はたして この後一体どんな困難が待ち受けているのでしょう



( 後半に続く…)


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帰省 2012夏

2012年09月16日 13時38分15秒 | 日記
東京生まれの自分には、故郷 ( ふるさと ) と呼ぶほどの場所が無い。

ただ、心の拠りどころとしての場所なら、いくつかある。

生まれ育った 大森や池上。   そして 父と母の故郷、福島県の会津…


生まれ育った東京の家は既に無く、今、父が暮らす会津へは、年に一度くらいしか行かないが

行く度に、心の奥底にしまいこまれた故郷 ( ふるさと ) に対する渇望が 心を揺さぶる…

きっと、DNAに 意識せず刻み込まれた、自分の原風景が

そこにあるんだろう…





会津盆地の北寄りにある、現在の実家の裏手から北西の方角を望むと、

万年雪を湛えた飯豊山塊が見える…

反対の東の方角には、会津磐梯山も見える…



家の裏手に、小さな川が流れていて、そこにかかる古びた橋の辺りから眺める、

こんな 何でもない風景が とても好きで、帰省する度、いつも足を運ぶ …







何も無いけど、心を満たす何かが ここにはあって、いつも“ふるさと”を思う時、ここの風景を思い浮かべる。

東北の短い夏の一日が、今日もまた暮れようとしている…








蝉時雨の にぎやかな昼も過ぎ、「 ヒグラシ(蜩) 」の声が、涼風を運んでくる…



今、温泉宿に来ている。

会津は温泉が多く、盆地の東も西も、北も南も、一時間も車をとばせば、好みの温泉を見つけることが出来る。

今日は、南に位置する「 芦ノ牧温泉 」まで、足を延ばした。 その宿の名前は『 仙峡閣 』。

大型の旅館が多い 芦ノ牧温泉の中で、『 日本秘湯を守る会 』登録の唯一の温泉宿だ。



団体客中心に、温泉街がにぎわった時代は とうに過ぎ、どこか寂しさの漂う温泉街。

ましてや震災の風評被害もあれば゜尚更だ。

だけど、それぐらいの方が、むしろ温泉の風情を よけい感じられて、いい。

静かに、石造りで深めの湯船につかる…  至福の時間。



夕立が通り抜ける。

山間の温泉宿、夕立のお蔭で クーラーなんていらない、心地よい涼しさの中で、眠りにつく…



翌朝は、承知で朝寝坊し、朝湯を楽しむ。

さぁ、父を実家に送り届けたら、帰京だ。

芦ノ牧温泉駅の名物駅長さんに ご挨拶。





会津磐梯山、また帰ってくるまで、父をよろしく…





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