山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

白馬八方・唐松岳 八方ふさがり!?編(前編)

2012年09月30日 01時11分54秒 | 北アルプス
今年も夏が、夏山シーズンが終わった。

そして下界が厳しい残暑にバテバテになっている間にも、

着実に山には「秋」がちかづいていたんだね…

そろそろ、10月の声を聞こうかという先週末、

そんな秋の訪れを確かめに、白馬八方尾根から唐松岳へと 出掛けて来た。


行く前日の天気予報では、前日までの天気の崩れは回復に向かい、

昼前からは穏やかな秋晴れの空が広がるはずだった…

…のに、その朝、白馬行きの特急バスに 長野駅前から乗り込んだ時、雨は本降り

おどりゃー、責任者出て来ーい!!





失礼いたしました…

気を静めて、冷静に参りましょう、ええ…




ん!? んんっ!?



女神輿!? いゃっ、後ろに男どももいるぞ…





男達が担ぐ神輿には、『白馬八方温泉』と刻まれ、岩が積まれてる



ひゃーっ、時折 ぶっかけてるの、「ちから水」かと思ったら、ありゃ温泉だ!!



突然の祭礼神輿の出現に 思わず熱心に見ていたら、

はっぴを着たお兄さんにコップに並々とお神酒を振舞われてしまった…

これから山登ろうっていうのに、ほろ酔い気分で、いいのか。俺!?

ハハッ、縁起物でぇぃ!!

波乱の幕開け(笑)







八方ゴンドラ『アダム』で、一気に標高を稼ぐ。

上に行ったら、雲が切れているのでは…、   何てわけ なかった、やっぱり





ゴンドラ降りたら、更にリフトを2本乗り継いで、標高1840mの雲海からスタート。







ここから『八方池』までは、晴れていれば恰好の(初心者)トレッキングコース。

道標も道も整備されている。ただ、このあたりの山塊の土壌は、「蛇紋岩」と呼ばれる独特の岩礁帯。

雨に濡れると極端に滑りやすくなり、危ないこと この上ない。

足元でこけないように、 それだけに気をつけつつ進む。




今まで他の山で目にしてきた中でも 特に八方尾根のケルンは大きくて立派。

これは「八方ケルン」。でかっ



程なく『八方池』に到着、さすがにこの天気では人影もまばら…



この高さに、池があるのが珍しい。 昔はもっとたくさん池があったらしい… ( 四方八方に!?…)

池には サンショウウオが住んでるらしい… ( これ、ほんと )



池越しに、『 白馬三山 ( 白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳 )』と 『不帰ノ嶮(かえらずのけん)』が望め、

ご覧の通り 池の水面にもそれが映り込み、何とも言えない絶景です。



ん!? ん!? 絶景!? 何が?  何も見えないし 何も映ってないじゃ… 

渇ーっ!! 心眼で見るのじゃ、心眼で!!

ほれ、見えてきたであろう、絶景のさまが… ( はぁ!? っていうか、あんた誰よ、渇ーって…)





『八方池』から先は、いよいよ本格的な登山ルート。

一瞬、雲と霧が切れて、前方に 目指す『唐松岳』が顔をのぞかせる。





ほんの少し色づきだした ダケカンバの樹林帯を越して しばらく登ると、

八方尾根上の最後のケルン、『丸山ケルン』。

あと、小一時間ほどで、山荘に到着するはず。がんばれ、おサル隊員





いくつか 稜線の左をトラバースして進むと、霧の中からいきなりエンジ色の山荘が姿を現す。





雨は収まり、霧も心なしか薄まってきた。

ザックを置いて行けば唐松岳のピークまで、山荘から片道20分。行って行けないことは もちろんないが、

今日は おサル隊員の調子が今ひとつ良くないようだ。( 翌日、便秘が原因と判明、まったく…)

明日の天気回復を待って行っても良かべぇ、と、そそくさと山荘の中へ。





山荘の中は、とっても清潔で、きれい。今日は宿泊者が多くないので、一番新しい建物の、本館だけの使用だとか。

担ぎ上げたワインとつまみで、夕食前からプチ宴会のスタート。へへっ


お天とうさん、明日は晴れてくださいね

( 後半に続く…)


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