山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

戦場ヶ原でスノーシューは いかが? その2

2015年04月04日 19時53分48秒 | 他の山
あっという間に 桜も満開、
恐らくこの記事をアップする頃には、
早くも散りかけてたりするんだろうなぁ…

自分の人生で、あと何回、満開の桜を楽しむ事が出来るんだろう…
ふと そんな事を思ったら、
なんだか今まで以上に、
この季節、この花を愛おしく感じます…

ありゃりゃ、なんか おセンチ、入ってない?
ダメダメ、ここは なんかの宣伝みたいに、明るく、お気楽に、
ぱっかーん って、 ん⁉︎
そう、ぱっかーん‼️

… … 

え~っと、戦場ヶ原の、スノーシューの 話である。



一晩中降り積もった雪も小降りになり、
これなら何とかなるんでないかい⁈

そんな風に 今日の行程を考えている隊長の横で
朝から、 豊富なバイキングのメニューから、
あれも食べなくちゃ、これも気になるし、と
何をテーブルに運ぶか頭を悩ます おサル君…


なんだかんだ言って、おサル至福の時を過ごします


フーッ、食べた食べた、
さっ、温泉、温泉、
三回は温泉に入らないと元 取れないからね~ って…

醒めた目で見ていたはずなのに、
つられて つい、隊長も入っちまいました、
朝湯、サイコー‼️
ぱっかーん‼️



用意を整えて、いざっ、戦場ヶ原‼︎




湯元 始発のバスに乗り込みます。
空は明るいものの 風が吹き荒れ、地面に降り積もった雪を
舞い上げています。
再び不安に駆られます。
まさか、このまま帰宅か?
単なる温泉旅行じゃん、それじゃぁ…


標高を少し下げ、
戦場ヶ原に近づくにつれ、低く垂れ込めていた雲も取れ
何とか陽も射しだしました。
ほっ…





キラキラと、樹林帯の中を行くバス。
「光徳」をやり過ごし、「三本松」まで…
ここが今日のスノーシュートレッキングの、
我隊の前進基地になります。



ピーカンの、青空ではありますが、
吹き抜ける風はなかなかのもんです。
風と共に時折舞う雪片は、地面から吹き上げられたもの?
それとも風花かしらん?


昨日の失敗を教訓に、
スノーシューのベルトをしっかりと効かせます。
よし、オッケー!!

と、ここで、
親切な 三本松レストハウスの主人からのアドヴァイス。
「昨日の日曜日は結構 沢山 人がはいったから、
トレースはバッチリ、って言いたいところなんだけど
昨晩の雪に加え 今朝からのこの烈風で、
多分、(トレース)ほとんど消えちゃってるねぇ…
慣れてないんだったら、
赤沼茶屋から湯川沿いに進んで 泉門池経由で湯滝までが無難だねぇ
雪が無きゃ2時間位のところ、
だいたい 倍の時間を見ておけば いいんじゃない⁈」と…


隊長、四年くらい前、秋に来た記憶を掘り起こします…
そうそう、確かここ、尾瀬みたいに木道を辿って歩くんだ❗️
ってことは、ルートを外しちまうと
“ 踏み抜き地獄 ”

吹き溜まりの雪にはまっちまった恐ろしさが、
急に蘇ります…


ここは大人しく、おじさんの勧めに従いましょう…
( 素直でしょ、私。決してビビリじゃあないわよん )



風が強いもんだから、完全武装で臨みます。



心して、川沿いの樹林帯に入りましたが、
今朝、既に先行者がいるようで、トレース、あるじゃん‼︎



快適、快適、なんだ、楽勝じゃん
なんて調子よくずんずん進んでいたら、
あっという間に先行者に追い付いちゃいました。

先頭を譲られ、思いがけず今度は隊長がトレースをきりながら進む羽目に…

これが思った以上に難儀ですねん





川沿いを進めという事でしたが、
トレースらしき跡は時に川を外れて大きく蛇行します。
基本 木道の上をなぞって歩かないと いくらスノーシューを履いているとは言っても
深い雪に足を取られてしまいます。
ましてや 先頭を進んでいるので責任重大…





今日は フラットな場所で、まだ晴れているので、
微妙なアンジレーションが 陽射しのお陰で 見て取れるけど
これが雪の降るさ中の傾斜のある雪山だったら
ルートファインディング能力の有る無しが、
命を左右するのは必至…
冬山はやはりそういった怖さをわきまえていないといけない所なんだね。




雪が多いから、木々の枝も思いっきり近いし、
時にはルートの上にも張り出して、腰をかがめて進まなけりゃいけない所も…
空の青が、鮮やか。



男体山の山容も、裾野から、くっきり鮮やか!!



日光連山も!!





戦場ヶ原を、強い北風が吹き抜けます。



道標も、雪に埋もれちゃってます。どれどれ…

考えたら男体山も、日本百名山なんだよね。
雪の有る時は、こうしてみるとかなりハードそうだね~
ん~、パスしま~す(笑)







僕の後に道はできる、僕の前に道は無い、ん!?



あの、なんとなくうっすらと見えるのが、
風と雪で消えかかったトレースです。
まだ これくらい見えればましな方です。



昨日 レンタルしたタイプとは違うスノーシュー
こっちの方が自分的には履きやすかったなぁ…

ぷぷっ、
絶対に一番前には立たずに、僕らの後ろをずっとくっついて歩いてきてたお兄さんが
派手に木道を踏み外し、雪原側に落ちました
本格装備で、かなり経験者なのかなぁ、と見えていたのですが
おサル君にまで、
大丈夫ですかぁ? と…
面目まるつぶれだねぇ






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