山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

黒斑山へ 雪を遊びに 編 (後編)

2014年03月15日 11時45分46秒 | 上州
そんな訳で、(どんな訳だいっ)
温泉で内側からあったまり、更に暖かい炬燵に足を突っ込んで、
朝まで熟睡した隊長なのでした…


部屋の窓からは、明け方近くまで小諸市内の夜景がチラチラと見え
ここが確かに 2000mもの標高にあることを教えてくれます。





白々と明けてく夜、
まだ夢うつつのまま、同じ階にある温泉に浸かりに向かいます…
ん~、これぞ極楽‼︎
小原庄助さん の気持ちがわかります。
これで朝酒がついたら、もう~、最高っす‼︎

しっかり朝食を取り、では参りますか


少しだけ薄雲が出てはいますが、じきに晴れてきそうです。
例によって 雪上車で黒斑山の登り口まで送ってもらい、
スノーシュー向きの「中ルート」を採って、今回も進みます。






高峰温泉から今朝 このコースへ来たのは我隊のみですが
しっかりとトレースが残っています。
それでも おサル隊員が、時折 わざとトレースを外れて歩くと
たちまち膝上位まで踏み抜いてしまいます。


程よい勾配を、一歩一歩進み、高度を稼ぎます。
樹林帯の中の このルートは、風もなく、心地良い陽だまりハイクの趣、
振り返ると 眼下にスキー場が…


だんだんと、視界の先の樹々の向こう側が抜けて見えて来ました
稜線が近そうです。






どーん、と、視界が開けます
浅間山とそれに連なる前掛山が、目に飛び込んできます。


吹き抜ける風が、いきなり強くなります。
ん? あれって 富士山!?





目の前は、爆裂火口のように、大きく切れ落ちています。
前回来た時もそうでしたが、スノーシューの、あまり深くない歯で、
その切れ落ちた縁に沿って登って行くことに、
少しだけ躊躇してしまいます…
やはり根っからの高所恐怖症、ビビりがすぐ首をもたげてきます…
片や、おサル隊員だけ、さっさか登って行きます、まったく、猿め‼︎



「トーミの頭」あたりで、やっと他の登山チームと遭遇、
皆一様に 吹き荒ぶ 風に難渋しているようです。
立ち止まったり、動きを止めると、たちどころに体温が奪われていきます。
撮影した画像にイマイチ納得出来ないでいるのも
その影響です。
やっぱり、写真はじっくりアングルを考えて撮らないとね。


前掛山は、さぞかし風が強く吹きぬける場所なんでしょう、
こちらがこんなに深い雪でも、うっすらと薄化粧のみ

左のトンガリが、黒斑山の山頂。
ここに定点カメラが設置されているようです。



山頂からの眺めが…
どんっ!!

(この画像 ネットから拾わせていただきました)

しかしっ… さ、寒い…
眺めを楽しみつつも、風の吹き付けないところまで、早々に退散っ!!

そうはいいつつも、下りは、登り以上に慎重に…


ここまで来れば… ほっ








風さえなければ、陽だまりの雪道歩きは最高っす!!



雪と、陽の光と、影と…








再び、スキー場を見下ろす場所を通り、下ります







迎えの雪上車が来るまで、スキー場のレストハウスで
宿で用意してもらったおにぎり弁当をいただきました。でかっ!!




高峰温泉まで戻り、さあっ、もう一度 温泉を楽しむとしましょう



体の芯までぽかぽかになり、湯冷ましに外へ出てみると
総勢10名ほどの スノーモービル軍団が ぶいぶいと 走り抜けていくところ

イェーイ!!


帰りのバスの時間まで、まだ たっぷりと時間があります。


まったりと、展望喫茶スペースの窓から バードウォッチングを楽しみます











バスの発着場所まで、最後 雪上車でまた送ってもらいます
特別に助手席に座らせてもらって、ゴキゲン


こうして、楽しい2日間の雪山紀行は終わったのでした、
めでたし、めでたし



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黒斑山へ、雪を遊びに 編 (前編)

2014年03月05日 22時15分18秒 | 上州
雲取山の二週あと、今シーズンに入って初めての
本格的な雪を楽しみに、やって来たのは、二度目となる 黒班山‼︎
ここには なんて言ったって 「日本秘湯を守る会」ノミネートの名湯
高峰温泉があるもんね‼︎

これ、これっ!!
この提灯が目印だよねっ!!


さて、『高峰温泉』である。
ここ、アクセスは 元々 そんなに悪くないのだけれど
(新幹線で「佐久平」まで来てしまえるので)
今回 ネットを検索していて 何と、スペシャルにお得アクセスルートを発見‼︎
新宿から高峰温泉まで 乗り換え無しのJR直通バスで、料金も片道2800円‼︎
従来の新幹線利用のアクセスと比べたら
往復してもまだお釣りが来る計算‼︎
多少時間が掛かったとしても、 コスパもここに極まれり‼︎ です。


で、当然、車中の人となった次第。






冬場の今だけは、高峰温泉手前の 「アサマ 2000 スキー場」が終点で
そこから高峰温泉の雪上車が無料で送迎してくれるのも、また一興‼︎
わくわくして、迎えの雪上車に乗り込みます。

ここの雪質は サラサラのパウダースノー、
しかもここは関東圏に一応 位置しているので晴天率も高く
スキーヤーにとっても穴場のスキー場なんじゃないかな…


迎えの雪上車に乗り込んだのは、五割が雪山目的のご同輩
その他、温泉目当ての人が三割、残り二割がスキー目的の人でした
(当社比)

スキーヤーの人たちからも ゲレンデを横切って行く
ボディーに「高峰温泉」と大書きした雪上車は珍しいみたいで
双方で ガン見し合いまくり    ぷぷっ


ご丁寧に玄関前まで横ずけしていただき 恐縮してしまいます
一瞬、ここが冬の雪山だ、ということを忘れてしまいそうになります。

でも、温泉目当ての人にとったら、間違いなく温泉旅館だよね、ここは確かに


(この画像、お借りしました

炬燵の置かれた暖かい部屋に ザックをおろすと、
晴れてるとはいえ、氷点下の外に出て行くのを 一瞬躊躇します

高峰温泉では、宿泊者には無料で スノーグッズを貸してくれます。
(そう言えばそうだった、ワカン持って来て損した)
↑いえ、損はしてない、してないから…

スノーシューを 早速借りて、いざ外へ








片道一時間程の距離を、足慣らしに往復。
前来た時より、雪は若干 多いみたいな気がします。













雪の世界ならではの、光の見え方、雪の造形に、
たちまち心を奪われます…
ある色は、白と茶と黒のモノトーン、 それに空の絶対的な青(碧)






音さえも雪に吸収され、時折吹きすさぶ風音と
自分の雪の上を歩く足音だけが わずかに聞こえるだけです。

ああ、この感覚が また味わいたくて、
俺はまた来たんだなぁ… と 思います。
目と、耳の 感覚が 研ぎ澄まされて行くかのような…




気が付くと おサル隊員と ずいぶん離れて歩いています。
猿だけに、雪の中にいるとテンションが上がるみたいで
時折 奇声を挙げては雪をすくって投げたり
やたら雪をはね上げて 歩いています。   ぷぷっ
楽しみ方もさまざまです。
(何か、上から目線!?)







さて、ひとしきり雪を満喫した後は、
お楽しみの 『温泉』‼︎





『ランプの宿』と称している高峰温泉、温泉の灯りも風情あるランプです。
これから日が沈もうという、絶好の時間に、
源泉掛け流しの温泉を、ほぼ貸切という贅沢な時間を過ごします…
あぁ…、幸せです…

ぽかぽかのまま、部屋に戻ると、まさに今、
夕焼けが、クライマックスを迎えようとしていました…
しばし、ご堪能ください…














余韻に浸る 傍らで、おサル隊員のお腹が 先ほどから何やら騒がしい…
ほんと、健康的な 立派なお腹をお持ちなことで…   ぷぷっ(笑)
おっと、そういう自分のお腹も、てへっ



ここ、高峰温泉には、まだまだ売り物があります。
そう、晴天率が高い地域の山上ということで、
星空の観察会を、晴れてる限り 毎晩開催してくれるんです。

(この画像も、ネットからお借りしました)

めちゃくちゃ大っきい、天体望遠鏡を2台 外に設置してくれて
月から始まって、土星やら木星、オリオン大星雲やら なんやら銀河、
凍てつく中で熱心に説明し、見せてくれます。
しかし、さ、さすがに、寒い。
外気温、零下15度は楽に超しているはずで、
じっくり観るなら、やっぱり夏が良いんだろうね。

うん、今夜はいい夢が見れそう、ムフッ


「高峰温泉編」後半に続きます…


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