侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

文人画家西松りょう波先生アットギャラリー81イン谷中

2010-11-17 11:32:43 | Weblog


  谷中のぎゃらりー81で先生の個展があり、伺う。

  文人画家とは画、詩、書を能くする人、 最後の女流文人画家!と私は思っているが、、

  帯地に瞬く間に春の萌えいずるいのち「初心」を描いて下さった。

  墨にも赤や桃色があることを知った。

  カラスミとは唐墨からきたらしい、、唐の墨のかたちに似ているかららしい

  このお墨、お値段をうかがってびっくり!仰天! だった。

  お父上も画人であられた由。

  長年教育現場にもおられたようだけれど、今は鎌倉の画室で
  自由な発想で描いておられる。

  帯、着物、陶器、布、扇子、袱紗、

  素材はいとわない、 

  そこに先生の宇宙がたちまちに顕れる。


  人にけっしておもねることの無い方なのに

  身辺はいつもあたたかくしたしみやすく
  思わず吸い寄せられてしまう方。

  

  お召しになるお着物も結い上げる御髪も
  すべてが先生の世界の人になる。

  やはり、世の中女性が面白い!

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