侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

無事帰還、イタリア夢紀行!!感動の日々

2010-03-28 00:11:29 | Weblog
 初年金で初イタリア、何とお正月の新聞をめくっているとイタリア夢紀行8,88万円の大文字がおどっているではありませんか!
これに飛びつかない人はいない!と思い早速申し込んでしまった!!
 何度も留年しながら続けているイタリア語のクラスでイタリアを体験していない人は何時も私だけ、、ああ、どんなところだろう、こんな言葉を話す陽気な人たちと生で会ってみたい、実際ににおいをかぎ、味わってみたい、その大地を踏み、世界一世界遺産の多い国イタリアに焦がれすぎてしまった、、その思いをイタリアは裏切るどころかさらに思いは強まった気がする。
 15日に成田を飛び、一路ミラノへ
翌日は「最後の晩餐」の鑑賞とミラノ市内の観光
午後はベネチア向けバスで、その夜はベネチア泊
翌日はベネチア観光、定番のゴンドラで遊船、ガラス工房の見学、ドゥーモの見学、サンマルコ広場で遊ぶ
午後は又バスで一路フィレンツエへ。

夜フィレンツエ到着。
翌朝一番で三人で別行動隊決行、ウフィツィー美術館へ!ああ~~、夢の様な一時でした。去年の夏に受講した西洋美術史の絵画が目前にあり、、めくるめく瞬間だった。本当に圧倒される迫力がある。
午後からは市内を自由行動、サンタマリアノベッラ薬局は修道院が遙か昔から薬草を元に拵えていた石鹸や香水が今や大人気で
京都や東京銀座にも出店するほどの繁盛振りらしい、、日本語のお品書きも用意されており、日本のお客様が多いのだろう。
しかし店内はお店というよりはやはり、修道院のような佇まい。かつて修道女達が使用していた道具類の展示もあった。
そして、午後はオプショナルでピサの斜塔へ、やっぱり見ると面白い!
 ここにもアフリカ系の移民の人たちがバッグ売りに余念がないし、ジプシーの女の子達は要注意の的になっていた。
 イタリアにやってくるアフリカ移民にも様々な政治的な背景があるのだろう、、
 イタリアの国自体が、その歴史を振り返るとき、とても重層的な文化を持つ国なのではないかと思う。

 翌朝はローマへむけ又バス移動。ミラノからずっと運転しつづけてくださったのは長身でシャイな好青年、パウロさん。
ガイドもしておられと言う勉強家。口数は少ない方なのだけれど、みんなのツアーを快適にするためにとっても沢山心を砕いて下さった。ローマへの途上で事故に遭遇し渋滞に巻き込まれるも、彼の機転で一般道にもどり、ローマには15分遅れただけで無事到着!!思わずみんなで大拍手した。バチカン共和国のガイドをしてくださったのはバリバリ元気な日本女性の中川さん。中川という苗字の方は概ね元気な方が多いようだ、、
 サンピエトロ寺院、トレビの泉、スペイン広場を見学、ローマ三越の側にはオペラ座が!!
 ツアーのお仲間と三人で
明日の夜はオペラ鑑賞の約束をする。演目は「メフェステフェレ」。
 翌日は一日乗車券をゲットしておき、午前中はバチカン美術館へ。システィナ礼拝堂でミケランジェロの最後の審判を仰ぎ見る。
 その後はローマ時代の遺跡、コロセッウムを見に行く。多様な表情を持つローマだ。
くたびれて地下鉄の側のバールで一休み、、そこに赤マントをひるがえしてヘラクレスのような戦士が数人現れる。
 この兵士と写真を写すだけで莫大なお金を払う羽目になったお嬢さんがかつていたのだとかでこの戦士にも要注意!の
忠告をうけた。
 荷物も置いたら捨てたと思えと言われたけれど、タクシーの運転手さんもバールのご主人も道を尋ねた人たちもみんなみんな親切だった。英語とイタリア語とのチャンポンで結構コミュニュケーションを楽しんだ。
 そして夜はいよいよ、オペラ座へ!!5時に待ち合わせ、近所のビストロでリゾットの夕食、スプマンテも飲んだ。
6時直前にオペラ座へ天井桟敷とはいえオペラ座はオペラ座、素晴らしい歌声に痺れた。15ユーロはすごく安いと思う。
日本でオペラ鑑賞するのは大変、、
  観客はもう様々な人々がいた。小学生の集団もいて、休憩時間にはバールでアイスクリームをたべていた。
作 曲: アッリーゴ・ボーイト
原 作: ゲーテの戯曲『ファウスト』
 と、イタリアの作曲家なのでストリーは原作とはちょっと違い、キリスト教国家らしく神に敬虔さを示す結末となっていた。
この日、ローマは全市をあげて選挙に備えてのデモがあったらしい、デモ隊と遭遇した人たちはその多様な出で立ちと鳴り物いりの楽しさに見とれたそうだ、、
 終演後、タクシーでホテルに帰り、最後の日本食のお蕎麦を戴く!!う~~んおいしい~~、持参した湯沸かしは大活躍だった!!
 連日連夜のお出かけと観光で流石にくたびれた、、
翌朝はゆっくり起床し、朝食もぎりぎり10時にいただく。ホテル周辺を散策し途中、ランクが高そうなホテルのラウンジで
スプマンテを飲む、イタリア最後の日。乾杯!!

 こうしてイタリア夢紀行は幕を閉じた。

 ダビンチさまの最後の晩餐を拝見した教会

ミラノの中心街にはこのような貸し自転車のスタンドが何カ所かあった。

ミラノ スフォルツゥオ宮殿
 
 ダビンチ様の像

 ミラノ ガレリア、美味しそうなジェラート屋さんは小学生に占拠され、私たちは屋台のジェラートを余儀なくされた、、

 ミラノ 大聖堂 ゴシック建築の粋を尽くしたドゥーモ 先端に輝く金色のマリア様は6メートル近くあるらしい、、

 ドゥーモ内部 ちゃんとシッカリ信仰の場として機能しており、決して観光地ではなかった。

 ナポレオンが急いで仕上げさせた、、とも言われているドゥーモ。

 本物のベネチア、、江東区は東洋のベニスといわれますけれど、、、ウ~ム! ゴンドラの漕ぎ手は和船のおじさんの様に
名漕ぎ手ではありました。

 至る所、こんな風に汀まで家が林立している。

 サンタマリアノベッラ薬局内に展示してある、植物からエッセンスを抽出する道具類

 ご存知ピサの斜塔!

 礼拝堂内部 

 この方が堂内が如何に響きが良いかを証明するために何分かおきに音を出してくださる、大変良いお声だった。

 ラファエロ様の「アテネ学堂」の内 二人の哲人。

 オペラ座の天井桟敷からながめると、、

 カーテンコール

 バチカン宮殿の衛兵さんの訓練、制服はもっとカラフルでリボンを何本も重ねたユニークなもの。スイスの
35歳前の青年で175センチメートルという条件があるらしい、、どうりで美形のかた方が多い。

 バチカン美術館の回廊、螺旋階段で美しかった、、

 古代ローマのコロッセウム


 イタリア最後の朝、ホテルの近郊を散策すると、ローマ市内を一望出来る高台の野原に出た、その一隅にくちはてそうな
陋屋が辛うじてたっていたのだけれど、そのお家の土壁を這う蔦がとても美しく思わずみとれてしまった、、、


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