侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

ビロードのうさぎ

2010-06-10 01:05:49 | Weblog
 声に出して読む! 

 かつては物語といえば、目で読むのではなく、語るものだったのだと思う。

古事記も稗田の阿礼が語り、太安万侶さんが筆記したのだというし、

 源氏物語も
それぞれの后の局で読み語った、、ものらしい
 概ね人はその人の声と共に物語りを想起したのではないだろうか。

 お話しを聞くのは楽しい、語るのもさらに楽しい

 大竹さんはめったにタイトルを言わない、、ような気がする

 先入観をあたえてしまわないように、、と言う配慮なのかもしれない。

 酒井駒子さんの絵はもう絵だけでこの物語の魅力を十二分に語っている。

 だから、どうしてもこの彼女の絵のステキさがあるので
 見ながらの語り聞かせの
 形体にならざるを得ないけれど
 麗子さんのように語りで十二分にそのような映像を結ぶ事を
可能にする技術、魂があればこそだ、、

 ワタシもこのお話を十八番にしたい、、

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