侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

2023年立春 戒より始めよう 

2023-02-12 17:07:15 | 如何に生きるか
 立春がすぎ 望の月が瞬く。
 夜空は広く果てしがなく 地球上に起こっている 禍事罪穢れ(まがごとつみけがれ)をも月の光が
 透き通った宝石の様に耀かせてくれているようでした。

 どうか ほんの一時でも戦場の街に安寧が齎されたらと願い 祈りたくなりました。

  現実の日々はまさに行き先知らずの迷宮列車に乗っているかの如くで目の前に展開される事ごとが多分に胸つぶれるような
 事ばかり。
 三年余も続くパンデミック、にかてて加えて戦争、終わりの見えない不条理な紛争、自然災害、強奪、殺害と 
 地球が抱え込んだ膿を排泄し続けているようで痛ましい、、
 この果てに浄化があり、甦り 新たな フェーズが開く 予兆なのであれば どんなにありがたく嬉しいだろうか。

 人もまた心身が病み衰えた時に抱える不要な汚濁を排泄し浄化し新たな滋養を充填し無意識のうちに甦ろうとする。

 どんな時代にあってもへこたれまい、諦めまい、必ず佳き日はあると 三年前の霙降る灰色の空に
 チャペルの鐘が鳴り響く中で誓った。

 その日から今日まで1017日 毎日 朝の祈りは続いている、、
 よりいっそう混迷は深く 止まるところを知らぬかの様ではある、がしかし
 諦めるわけにはいかぬ。

 満身創痍の傷で血だらけのような魂となっても頑迷に諦めまいと覚悟している。
 深く深く愛する我が子から発せられた鋭い刃でめったぎりにされたとしても
 その刃は罪障を滅する慈悲の刃となって積み重ねてきた罪障を一つ一つ消し去ってくれるものであるならば
 その刃に潔く向き合い両手を合わせたいと思う。
 そして深く感謝をしその氷の刃を持つ人の魂を温かくひろびろと清々しい思いで抱き止めたいと
 切に願う。

 ありがとう。 
 明日もきっと元気に朗らかに未来に希望をいだいて大切な天職に勤しもう。

  生きる力 耐え抜くつよさ、 思いやる心を
 みがいていけます様に 祈ります。

 




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