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3月俳句会のご報告

2023年03月12日 09時57分13秒 | 俳句会

3月例会を11日(土)に開催しました。参加者数は10名で、当日欠席で投句された方が1名、計33句の中から

選句いたしました。

高得点句及び作者名は以下の通りです。

選評および作句コメントは、代表世話人の小板橋泰山(俳人協会会員・全国結社「万象」同人)が担当。

 

6点句  空の碧掴まんとして辛夷咲く 作者:立木欣吾

(選評)蕾が赤ん坊の拳(こぶし)の形に似ていることから、こぶしの名が

ついたと言われている。春に見事に咲いた白い辛夷の花が上に伸びた景を、

まるで碧空を掴まえようとしていると詠んだ。情景が目に浮かぶ。碧と白、

色の対照もよい。

 

4点句  ダンモ聴く微風けだるきはるの午後 作者:三ツ堀哲宗

(選評)モダンジャズのことを「ダンモ」と呼ぶという。春は風の吹く日が多い。

早春は東から激しく吹く強東風。強風の春疾風。この句では、暖かい、のどかな

微風が吹くなか、作者はモダンジャズの曲を聴いている。愁いも感じているのか、

微風をけだるく感じる。春の午後、時の過ぎていく場面をうまく切り取って表現。

 

3点句  赤子抱く順番待ちや初雛 作者:小板橋泰山

(作句コメント)遠戚の方の初孫の女の子が生まれて、初めての節句を迎えた。

親戚や近所の方達がお祝いに駆け付けた。皆、赤ちゃんを抱っこしたくて、周りを

囲んで座り込み、順番待ちをしている状況になった、新しい生命の誕生を喜び、

健やかな成長を祈る人々の様子を表現。

 

2.自薦句:

 

・東島正樹 : 天満宮好文木の香り充つ

・田中とき子: 露地ぬけて旧文学部初桜 

SK      : 春一番術後の足を踏ん張れり

・稲垣庸子 : 水温むメダカの背(せな)の輝けり

・陽子   :    啓蟄や虫はどこかと草を抜く

 

次回は4月8日(土)1時開催です。俳句が初めての方も新会員の方も奮ってご参加ください。

 

(立木記)

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