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一ツ山チエ 展 ~新聞紙に吹き込まれた生命、動物たちの強さと優しさ~

2013-08-15 14:31:03 | イベント

 

一ツ山チエの作品は、こよりにした紙でつくられた動物の立体オブジェです。
まず印象的なのは、紙の軽さや薄さを感じさせない圧倒的な大きさとボリューム感です。2メートル近いサイや、ゴリラの親子、四股を踏むお相撲さんのパンと張り切ったボディが、紐状の紙をぐるぐると重ねて力強く表現されています。表情の豊かさも印象的です。おもちゃで遊ぶ子ゴリラの楽しさ、それを抱く親ゴリラの微笑み、傷ついてうずくまるサイのうるんだ目、身近な素材の持つ優しさにおおらかな野生動物の優しさが重なって見えるようです。

一ツ山チエは1982年生まれ、大学卒業後にイラストレーターの仕事をしながら立体作品をつくり続け、最初は既製の紙紐で、次第に新聞紙を用いてリアルな動物の姿をかたちづくるようになりました。
製紙産地である静岡県富士市の、祖父の代から紙紐工場を営む家で幼少時からとてつもない量の紙類に囲まれて育った一ツ山にとって、紙は自らのルーツに組み込まれたアイデンティティともいえるものでした。工場の巨大な機械や、名字の由来でもある富士山、側に見るものすべてが大きかったことが、体感的な作品のスケールにも繋がっています。
NPOの仕事で訪れたザンビアで、密猟によって傷ついたサイの姿を見たことから「君が心の叫び 歌はいまもきこえつづける」が生まれ、映画「愛は霧の彼方に」から「Gorilla’s man」が生まれました。危機に瀕している野生動物や、制作中に新聞で世界のニュースに目を留め、心を動かされたことからモチーフがインスパイアされることもあるといいます。

現代美術個展GALLERY2より引用





 

 

  




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