てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

アリがアリを運ぶ

2011年03月19日 18時20分28秒 | インポート








アリが行列を組んで何かを運んでいた。
よく見るとアリがアリを運んでいるようだ。
どう言う事なのだろう?

調べると次のような事が判った。
YAHOO JAPAN 知恵袋fuziwara akira様より引用

考えられる原因で最も可能性の高いのは新しい巣に引っ越しをする過程で仲間を運搬していたということです。

蟻は新しい巣に引っ越しをする際、先に新しい巣に適した環境を発見した個体が古い巣にいる個体を運ぶことがよくあります。こうすることによって仲間に位置を知らせます。この行動はアリ特有のもので様々な種類で観察することができます。(行列を作る種類ではこの行動をしない種類もいます)

他には迷子になった仲間のアリを巣へと運んでいる場合があります。何らかの事情で巣へ帰れなくなった個体を仲間のアリが見つけるとそれをくわえて巣へ運ぶことがあります。この行動は頻繁に見かけることはありませんが、可能性はあります。


この仲間を運ぶしぐさもアリ特有のもので、まず仲間を運ぶ個体が運ばれる個体の前で体を揺らします。次に運ぶ個体が大顎で運ばれる個体の大顎をつかみ、左右に振ったり手前に引いたりします。すると運ばれる個体は体を丸めて足を折みます。こうすることでより運ばれやすくなります。
女王アリを働きアリが運ぶ時は、大きすぎてうまく持ち上げることができませんので、単に大顎で引っ張ります。


運ばれているアリの腹部が大きいのが気になる。