
エゾゲンゴロウモドキ Dytiscus marginalis czerskii
2013年9月 新潟県
昨年見つけた新潟県のエゾゲンゴロウモドキ。県内では2010年(その数年前から採集はされていたらしい)に初めて記録されたが、灯火での採集で、生息環境はわかっていなかった。
今年は発生している証拠として、前回の記事には初夏に幼虫を探しに行くと書いておいたが、結局探しにはいけず秋になってしまった

9月になってから、エゾゲンモの♀を採ってないことを思い出し、昨年の採集地へ。もう新成虫の時期なので、幼虫は無理かと思っていたが運よく幼虫を発見!ついに県内での発生地を確認することが出来た。しかし肝心の成虫は採集できず…。端境期?
ちなみに今回幼虫を確認した場所は昨年成虫を確認した池とは別の場所。直線距離で1km弱しか離れていないが一応は新産地。やはりこの近辺では広範囲に生息している可能性が高いが、昨年採集したのは分散個体の可能性もあるかもしれない。

今年幼虫を採集した場所。沢水が入るのか水温は低く、水草のようなものはない。
深いところは胸くらいまで水があるが、大部分は膝以下の水深。ミズスマシが非常に多く、軽く百個体以上がクルクル回っていた。

こちらは昨年成虫を確認した場所。沢水が入り水温は低い。水草は一部にヨシが生えるのみ。
すり鉢状の池で水深は非常に深い。ウェーダーでも縁を歩くのが精一杯。
エゾゲンゴロウモドキ、発生を確認できたのは非常に幸運でした。これからは新産地の発見と、雌の上翅の皺や腹面の黒紋の変異を調べてみたいと思ってます。
更新滞ってるブログなのでお恥ずかしい限りです。福島でも新産地を探してますが、やはり簡単ではないですね。毎回空振りです。ただメススジはいるところは限られますが普通種になりつつあります。
雌の上翅の皺や腹面の黒紋の変異も隣県で知られているだけにとても気になりますね。今後ともよろしくお願いいたします。
メススジは今まで一ヶ所でしか産地を見つけていませんが(県内ではいくつかの産地はあるようです)、エゾゲンモは先日、また新産地を見つけることが出来、念願の雌も採集できました。
検した個体が少ないため、はっきりしたことは言えませんが腹面の黒紋の変異は確認できました。これは今日にでも記事を書きたいと思います。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
県内2産地目おめでとうございます。とりあえず一安心ですね。もし場所が離れていればまだまだ新産地も出そうですね。メススジが一カ所だけというのは意外です。新潟はキイロマツモはいるのでしょうか。当県ではまだ生息地が少ないので、メススジの生息地を見つけるたびにエゾゲンモ、キイロマツモを期待してしまいます。
腹面の黒紋の変異があったんですね。翅の溝はバッチリあったようですが、無溝なんかもも見つかれば面白いですね。
よかったらブログのリンク貼らせていただいてもよろしいでしょうか。
エゾゲンモの南限は栃木の中禅寺湖とのことで、県内でも苗場付近とかもしかしたら妙高付近でも探してみる価値はありそうです。
メススジは自分でも以外です
キイロマツモは中部の山岳地帯でいくつか採れているようです。山形県では低標高の産地もありましたが、県内では高地の地塘に限られるようです。
エゾゲンモの黒紋、今日の記事に書きましたが、うまくまとめられずなんかメチャメチャな文になりました…。
無溝は今後の目標です。
リンク、こちらこそ張らせてください。今後もよろしくお願いします。