堀琴音は「ファイナルQT」を通ったのか？

今年のＱＴはどうなのか？というと、３日目までのランキングでは堀琴音が４０位タイ、セキ・ユウティンが５７位タイでギリギリ踏ん張っている。ＱＴは突破することが大事なので、６０位以内であればまず合格であると思う。それでいくと、武尾咲希・アンシネ・松森彩夏・宮田成華が６８位タイ、竹内美雪・諸見里しのぶ・西山ゆかりが７６位タイ、今年ステップアップで河本結と賞金女王を争った上原美希が８６位・２、３年前のプロテストでトップ合格だった高橋恵が９３位、平成の怪物と話題の川岸史果が９６位、今綾奈が９８位、そしてアプローチイップスの服部真夕がドベの１０２位である。後最終ラウンドが残っているが、どうやら来年はステップに回ることになりそうだ。

さあ堀琴音はＱＴを何位で通過するか？と書いたのが３時頃で、その後私はゴルフ練習場に行ってひたすら三觜ＴＶの側屈スイングを打ちまくった。割といい当たりでアプローチも感覚が戻り、後はバンカーを集中練習すれば何とか本コースに出られそうなところまで来た。後はひたすら練習あるのみである。

で、マミーマートに寄って夕食の材料を買い、家に帰って最終結果を見たら何と「堀琴音が８３位に落っこちているじゃああーりませんか！」、オーマイガッ！。セキ・ユウティンも仲良く８２位に急降下で、このままでは来年の出場が怪しくなってくる。諸見里しのぶ・武尾咲希・西山ゆかり、それに川岸史果・松森彩夏も落っこちであるから、気に入っている選手が軒並み落っこちたわけで超ガッカリである。テレビで優勝争いをしているシーンを見ているファンからすれば信じがたいであろうが、何かスイングまたはアドレスまたは心に重大なことが起きていて、どうしても原因が分からないかあるいは治らなくてゴルフが上手く行かないのだ。実は私もシャンクを連発して大変困っていた。まあ私の病気は三觜理論で何とか治ったのだが、堀琴音みたいなプロは、そう簡単には行かないのである。

堀琴音は２日目に６７が出て、ＬＰＧＡのホームページにも喜びのコメントを載せてくれたのに、終わってみれば圏外に沈んだというのは信じられない。最後の最後に７９も叩いてしまったと言うのでは、まだ元の調子に戻るのは先の話である。本格復調には今冬のトレーニングは絶好のタイミングでは無いだろうか。原江里菜と同じダウンブローの森守洋コーチに教わっているというから、徹底的に基本からやり直すことで来年の復活を期待したい。原江里菜は今回のＱＴをトップで通過しているから、堀琴音も来年中にはまた「あの強気の堀琴音が帰ってくる」と信じたい。だが、取り敢えずは「ステップアップツアー」に出て試合勘を取り戻すところから始めるといいんじゃないだろうか。堀琴音の実力からすればステップアップツアーで優勝することは特に難しいことではない。そう言う環境で「全力を出し尽くす」ことで、レギュラーツアーに戻った時の勝負勘を取り戻して欲しいのである。

まあ、堀琴音には言いたい放題のことを書いたが、次世代のツアーを牽引する人気選手の一人として、私は大いに期待している。