電車のシートがどうも良くない

電車のシートがとても座りにくくて、どうしてなのか考えた。理由は、普通の椅子は座り方がある程度自由に選べるのに、電車のシートは座面の前方が盛り上がっていて、座ると「がっちり固定される」ため座っている間に位置を変えることが出来ないということのようだ。しかも私の座り方が悪いのか身長が合わないのか、背中が丸まってしまい、長時間（１０分くらい）座っていると胸のあたりが苦しくなって、どうにもこうにも辛くなってしまう。

背中のカーブは椅子でサポートしてくれないと、自分ではどうしようもない。家のソファにはクッションを置いて調節できるが、電車のシートは私は苦手である。もっと楽な姿勢で座れるように作れないものだろうかと常々思っているのだが皆さんはどうなんだろうか、一度聞いてみたい。老人や若者や太ったり痩せたり足の長さにも色々あるから一概にどうこう言えないのだが、もう少し考えてもらいたいというのが私の些細な意見である。

それで今日は新しい座り方を試してみた。深く腰掛けてお尻が背もたれにくっ付く様にしてみたら、これが一番良い座り方だとわかった。ただし骨盤を立てて胸を張ると、背中が背もたれにくっ付かないので決して楽ではない。背中の出っ張りがもっと下の腰の辺りにあれば体全体が安定して楽なのだが、これは人によって位置が違うのでしょうがないであろう。電車のシートは所詮上等なソファのように楽に座るためには出来ていないのだ。だが、これで肺の辺りが圧迫されずに背骨が楽になった。それと骨盤が立った為に股関節が正しい位置に収まって、腰痛防止にも効果的だ。

ふと周りの乗客の姿勢が気になってチェックして見たら、大抵の若い男はシートに浅く腰掛け、スマホのゲームに夢中になっている。ほとんど下半身はシートから落ちそうになり、背中が中程から丸まって不健康極まりない。年寄りは概ね疲れてうつらうつらしているが、深く腰掛けているので姿勢はまだ良いようだ。女はさすがに男ほどだらしなくはないが、若いものほど浅く腰掛ける傾向があるように思う。最近の世代の腰かけるスタイルは、家庭でもそうだが、浅く腰掛けて骨盤が寝てしまう形を子供の時から覚えてしまうらしい。

で、私の提案だが、電車のシートをもっと短くして浅く腰掛けることが出来ないようにする、というのはどうだろう。背もたれをもっと改良する必要があるが、姿勢の悪い座り方は軽減できるのではないかと思うのだが。

私は通勤に２０分ほどしかかからないので余り苦痛ではないが、１時間以上も電車に乗る場合はクッションを持って行くと快適かもしれない。今後の新型車両がシートの形状を変更し、座面を短く姿勢を正しくなるようにして、結果としてより通路が広く使えれば更に言うことは無い。ちなみに若い者は座高が高いことを気にするようだが、こればっかりは隠してもわかってしまうのであるから諦めて、姿勢を良くすることに気を使った方が良いと思う。

以上、電車のシート改善の提案でした。







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