1、最初の1時間
今回も7番ウッドで「軽いクラブなりのスイング」を作り、ヘッドスピード爆上げの練習をしました。たいそうな野望です(身の程を知れ!)。ところがどうにもダフリやトップが止まらずで、たまに当たってもシャンクやヒールの引っ掛けが出る始末。全然「打ててないじゃん!」なのです。必死に原因を探ってみると・・・
① ダフリ
これは原因がはっきりしていて、とんでもなく大ダフするのは「クラブが早く落ちて」しまうせいです(当たり前過ぎて書くまでもないぜ!)。で、何故早く落ちるかというと、一言で言えば「リリースが早い」わけです(勿体ぶらないでサッサと言えよ!)。結論は、ヘッドが「ボールに向かっていない」から手前をダフるわけです。ヘッドの軌道がボールに向かうためには、当然ですがクラブを引っ張っているグリップは「もっと前」に行っていなくてはなりません。この理屈が分かっていれば、クラブを引っ張って「ヘッドがボールに向かう軌道上」を通るように体の動きを再確認することで、徐々にダフらなくなると思います。簡単に言うと「グリップがボール位置を通る時、クラブヘッドはまだ『右脇』にある」を何度も繰り返して、とことん体に覚えさせることです。これでダフらなくなります。
② トップ
これは単にクラブがボールに届いていないからで、前傾姿勢を深くすれば治ります。
③ シャンクと引っ掛け
ヘッドがボール位置より遠くを通っているので、理屈から言えば「もっとボールから離れて構え」ば良いわけです。しかし本当の原因はアドレスでの位置ではなく、ダウンスイングで遠心力が働いてクラブを持つ腕が体から離れてしまうことにあります。右肘をしっかり曲げて、スイング軌道をもう少し縦振りに変えれば治る筈です。後は同じ振り方を再現するだけです(それがいっちゃん難しいっちゅうねん!)。引っ掛けはその逆ですね。
以上で正確にヒット出来るようになりました!・・・ってなればいいんですが、原因と対処法がわかっても「再現性」が低ければゴルフになりません。最初の1時間はどうすれば再現性が高まるか?、に苦労しました。
2、次の2時限目
ところが休憩を挟んでもう一度練習を重ねているうちに軌道のバラつきの原因が分かったんです!。それは「頭が動いている」でした。位置がというより動いていて「右へのスエー」しているのが原因だったんです。そもそも以前からスエーを直そうと色々やっていた訳ですが、今回前傾姿勢を深くしようと思って顎を引き、頭を更に下げて「完全に真下を見る」ように変えてみたんです。今までは視線をボールに向けてアドレスしていたのですが、それだとスイングの遠心力がヘッド軌道のブレを起こすので、もっと縦振りにする為に「真下を向いて」体を捻じるように変えてみた訳です。頭を真下に向けて完全に固定し、スイングの間中「ずっと動かさない」ようにしたら何とスイングが軸回転して、ボールに正確に当たる様になったわけです。
① 内藤雄士のレッスン番組で、頭の傾きが変わると「バックスイングの捻じりが減る」という指摘があり、逆に頭を動かさないようにすると飛距離が伸びた!、というのをテレビでやっていました。
② 下を向いて頭を固定すると、当然ですが「軸も固定」されてスエー解消できます。
③ 右にスエーしなくなったのでスイングも縦振りになり、一層インパクトが鋭くなりました。
④ グリップの動きを見ていればスイング軌道もコントロールしやすくなって、インパクトのタイミングも「ボールを見てない分」心理的に取りやすいと思います。これはタイミングの練習には最適じゃないでしょうか。
という訳で、残り15分の練習時間を「頭完全固定」スイングの練習に当てました。打球はどうかというと・・・全部ナイスショットです(やりぃ!)。
顎を引き、真下を向いて軸固定。クラブをトップに置いたら下半身主導で体重を軽く移動し、同時にクラブ位置をダウンスイング開始地点まで持っていく。このとき左腕をしっかり伸ばして「右手首の付け根」をボールに向けて倒す(背屈)することで正しい軌道に乗せること。左肩は真下を向いている顔の「口を塞ぐ」ように右側に残っていれば正解だと思います。後はクラブヘッドをボールに向かって動かしてやるだけ(グリップではありません)。クラブが下半身より遅れて降りてくれば、ほぼナイスショットは約束されたも同然と言えます(そんなに断言しちゃっていいのかな?)。
という訳で、今回は「練習の成果」がしっかり出たので大満足でした。歩きながらいくつかのナイスショットを思い出して一人でついついニヤニヤしてしまったのはご愛嬌です(気色悪ぅ~!)。インパクトでガツーンと当たった時の何とも言えない快感は筆舌に尽くし難い、ですねぇ!。ただ、飛距離が少し足りないのが残念でした。これが次回以降の私の課題です(これが一番の問題だよ!)。
とにかく今回の収穫は、「下を向くことの意味がやっと解った」、でした。昔から言われて来たゴルフ・スイングの初歩の初歩ですが、ようやく「正しい向き方」が理解出来たという訳です。これでまた一歩、理想のスイングに近付いたような気がしました。ゴルフはいくつになっても止められないですね。
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