もうすぐあの震災から一年です

３月８日は結婚記念日でした。

元々は若くして亡くなった、ご主人様のお父様の誕生日なんですけどね・・・

だから我が家の車と仕事の車、３台ともナンバープレートは「308」

結婚記念日ですが、特にイベントも無く、りゅう君は空手の練習に・・・

その間暇なので、奥様の実家でお蕎麦をご馳走になりました。

奥様の実家でこんな写真集を借りてきました

奥様のお父様は石巻出身です。

昨年はマイスターという素晴らしい賞を頂きましたが、生まれ育った実家や兄弟を失いました。

これは津波前

これは津波後。お父様の実家は更地になってしまいました。

ご主人様はちょうど一年前の今頃・・・

同じ川崎市で、飛ぶ鳥を落とす程の勢いで急成長しているプレス加工屋さんに仕事を頼まれました。

「我社を信じて付いて来てくれれば、必ず大きくしてみせますよ！」

短納期、低コストですが数量が半端でない程の仕事量を持っている会社でした。

毎日夜中まで仕事して、対応しました。

僕も夜中まで工場で過ごしました

3.11　１４時半ごろ・・・・電話が・・・

「御社から納品された品物、タップが1度以上曲がって加工されてますね・・・・」

「受け入れ出来ません、すぐに引き取りに来てください」

胃がキリキリと痛み、がっくりしました・・・

不眠不休では出来る物も出来なくなります。

引き取りに向かおうと、車の鍵を開けた瞬間にあの地震・・・・

あっという間に停電し、信号も消え、電話も通じない・・・・

仕事は中断されました。

すべて地震のせいにすればいい。

「地震ラッキー！」

あんな被害が起きているとも知らず、小さな仕事の事ばかり考えていました。

あれから一年、不良品を回収し直して再納品した後、あの会社からは連絡ありません

だけど地震ラッキーと思ってしまった自分にはもう少し罰を与えなければいけません。

もう一度ボランティア行くかな？

震災から1年経つこの週末、罰どころか奥様のご両親と映画「はやぶさ」を見に行く約束をしました

罰はTASのキャンプが終わったら考えましょう・・・・・