川崎のお盆

普通、お盆というと8月の中旬頃の事を言いますが…
東京や神奈川県では、7月の中旬辺りにご先祖様の霊を祀ります。

まぁ、ご主人様も自分のお父さんが亡くなった時に知ったんだけどね…


ご主人様の97歳のお婆ちゃんのお葬式もありましたが…
97歳まで無事に生きられたという事で…
「献杯」ではなく「乾杯」の儀式になりました。


葬儀やお盆も有った為、ご主人様の妹も嫁いだ先の茅ヶ崎から川崎に里帰り。

ずっとキャンピングカーが欲しいと言っていた妹ですが…

「車買ってもらったんだ～」
って、嬉しそうに普通車に乗って来ました。

まぁ、妹が嬉しいなら、それで良いけど…


うるさいけど、可愛い甥っ子達も「川崎の家だ～」ってテンションUP。


夜になると、こんなメッセージカードを渡され…


みんなで花火したり…


しかし花火に付属のこのレンズの正体は何なのだろう？
ずっとそればかりが気になります。


写真では分かりにくいですが…
レンズを覗くと花火の火が全てアンパンマンに見えます。

不思議だ…



甥っ子に割箸ゴム鉄砲を作ってあげると…


自分でも作ってみたくなった様子。

失敗しても何度も何度もやり直し…
しつこく試行錯誤している5歳児の姿を見ていると…

自分の仕事と重ねて考え始めます。

常に「本当にやり切る事が出来るのか？」とか…


ゴールする事ばかりを考えている自分は、職人としてレベルが低いのではないか？？
と自問自答し…

もしかしたら、この5歳の彼の方が、ものづくりのレベルは高いのではないか？



5歳の彼の作品。

輪ゴムの数ほど悩み研究したんだろうな。


そして連休最終日がやってきて…


ここはご先祖様のお墓からたったの200mの所にあるペット斎場。

三連休の最終日は7月15日で僕の命日。

しかも海の日で僕の名前は「カイ君」

ご主人様はずっとこの日にあれをやる事に決めていました。



僕の骨を共同墓地に埋葬します。



仏像の後ろにある穴の中に骨を入れます。

一年間あっと言う間に過ぎてしまったね。



みんな手伝ってくれてありがとう。

そして、本当にサヨナラ。

カイ君！
いつかまた会おう！