2022年2月20日(日)雨のちくもり。雨で屋根の雪が「ドスン」と落ちてきて家が壊れないか心配です。また日本海側が大雪の恐れというニュース。
今日は買い物のついでに海に寄ってきた。雲も海も黒く不気味!この写真はカラーなんですけど・・・。
今年1月29日に、レンコンには、免疫力を高めてくれるLPS(リポポリサッカライド)という成分が多く含まれているということを書いた。土の中の微生物の成分が免疫を高めるという話。
2021年8月にはイベルメクチンの話も書きました。土の中から発見した放線菌という微生物がアフリカのオンコセルカ症という風土病に効果があり、新型コロナウイルスにも効果があるということ。
人間は無造作に汚染しているが、土壌がいかに大切かということを最近特に感じさせられている。
チリとアルゼンチンの最南端に位置するフエゴ諸島の山のふもとに湖と泥炭地が広がっているそうだ。
ここは見た目は何の価値もない荒れた土地のように思われるが、生物たちのすみかであり、巨大な貯水池、大量の炭素を蓄える貯蔵庫でもある。
国際自然保護連合(IUCN)によると、泥炭地は世界の陸地のわずか3%を占めているに過ぎないが、土壌に含まれる炭素の30%を蓄えているという。
この泥炭地で地元企業が燃料や肥料、重化学工業に利用される泥炭を採取しているそうだ。
泥炭は園芸用の優れた土になるそうだ。また、石油の採掘作業で漏出する油を吸収するために使われるという。
この泥炭の価値に気づき、利用され始めると貴重な土壌がまた荒らされ失われることになるが、保護活動はなかなか難しそうだ。地球温暖化にも影響する。
地球上の生物の基礎は土壌にあるとの思いが増してくる。
参照:National Geographic
参考