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青空ーすべてはバランス

蛍光灯の終わりと未来の光

家電量販店に行くとLEDライトが販売されているけど、非常に高価です。だから私は安売りをしているものを少しづつ買い、少しづつ切り替えている。
売り場は、蛍光灯や白熱電球がまだ多く並んでいるけど、今年から状況が変わるようだ。
理由は「水俣条約」です。

2013年10月10日に熊本県で開催さくれた国連環境計画(UNEP)で、水銀汚染防止に向けた国際的な水銀規制である「水俣条約(Minamata Convention on Mercury)」が採択された。2017年8月16日発効され、水銀を使った製品の製造・輸出・輸入が原則禁止となっている。日本の代表的な公害、水俣病がこの条約の原点だ!
現在は128か国(欧州連合を含む)が署名し、うち109か国(欧州連合を含む)が締結している。 

我々が使用している蛍光灯は、水銀はごく微量で規制の対象とはなっていないそうです。でも大手メーカーでは、街路の水銀灯などの生産を終了するのに合わせて家庭用の蛍光灯も生産終了する方針なので、今年からLEDの方が多くなっていくかもしれない。 LEDは安くなるのかなぁ???(白熱電球やハロゲン電球はまだ販売されます。)

ところでLEDは進歩しているようです。
深紫外LEDというものらしい。
目には見えない光=深紫外線の光で殺菌するという。家の中のカビが深紫外光で手軽に防げる。車の中も家の至る所に活用できる。家電製品にはびこるカビも大丈夫だ。
開発が最終段階に入っているらしい。水銀ランプも殺菌能力があり、医療機器、工場や研究機関、食品分野などで殺菌や検査用途で利用されているから、今後切り替わっていくことになる。

深紫外線とは、紫外線よりも更に短い波長領域(200~300nm)の光の名称です。特に、波長265nm付近の深紫外線がDNAの吸収ピークと重なり、DNAの遺伝情報を完全に消失させる効果を持つため、根本的に殺菌し、増殖は不可能となる。
紫外線と言えば太陽光の紫外線?まさにそのとおりです。
太陽光の中には、UVA(400-315nm)、UVB(315-280nm)、UVC(280nm)の波長の紫外線が含まれているが、そのうちUVA、UVBはオゾン層を通過して地表に到達するが、UVCは地球の大気を通過することができない。
地表に到達する紫外線は生物にとって有害です。良く晴れた日に布団を干してダニを殺したりカビが生えないようにしてます。このような有害な紫外線よりも地表に到達しない波長の短いUVC(オゾン層が防いでいる。)の殺菌能力はかなりのものらしい。これを人工的に作り出し利用しようとするものです。

日機装という会社は2015年、世界で初めて深紫外線LEDの製品化に成功している。大容量の流水殺菌ができる深紫外線LED水殺菌モジュールや、水産業向け深紫外線LED浄化装置などを開発提供している。
現在、飲料水は塩素消毒しているが、人体への影響が懸念されるので、この技術は期待できる。安全な水を確保できない世界の国々への貢献もできるでしょう。

青色発光LEDに続くこの新しい技術はかなり使い勝手がいいようです。

水銀ランプ複数波長
100~数万V数cm~
数m
10~30分3,000~5,000時間高い
深紫外線LED任意の波長を
選択可能
5~10V数mm0秒10,000時間以上低い
波長が任意で選択可能。動作電圧も5-10Vで可能。大きさもかなり小さく色んな機器に取り付け可能。未来の光は人類の未来に役立つ光になるだろう。水質汚染、土壌汚染、医療等、大きな脅威に役立つような気がする。
しかし、生活のあらゆる場面で「殺菌の日常化」が可能となった時、それが人類の体に未来への健康を約束してくれるのだろうか?
すべてはバランス!
人間の体の中にも周囲にも数多くの種類の細菌が存在するが、それらを日常的に抹殺して、人間の体がバランスを維持できるのか?大変心配だ。

参考:日機装株式会社のサイト
写真は
アトリエ100さんによる写真ACからの写真

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