「認知症でも心は豊かに生きている 認知症になった認知症専門医 長谷川和夫100の言葉」
購入後だいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやく読み終わりました。ひとつひとつが短くて読みやすかったです。
主に、認知症の方と接する心づもり、認知症になったとしてもその人であることは変わらない、尊厳をもって接してほしいという著者の強い思いを感じました。
母の病気の症状のひとつに、認知機能の低下があります。
曜日を間違えたり、なかなか言葉が出てこなかったり、体系立てて物事を考えることが難しくなりました。
先日こんなことが…
いつもの病院に9月は木曜日、10月も木曜日に通院、11月は担当医の都合で水曜日に通院することになりました。
木曜日は通所リハビリに行く日なので、9月と10月の時はお休みをしますと施設に連絡を入れましたが、11月は水曜日…元々リハビリに行く日ではないので、お休みの連絡をする必要はありません。
母からお休みの連絡をしてほしいと言われ、する必要がない旨説明しましたが、本人は納得がいっていないようでした。
その晩、母は妹に電話をし、お姉ちゃんがしてくれないので連絡してほしいと言ったそうです。
この時は私も妹も、根気強く説明すれば理解できる(理解してほしい…という気持ちかな)と、心のどこかでは思っていました。
妹も電話口で説明をし、わかったと電話を切った母でしたが、
翌日自分で施設に電話したそうです。
この出来事から、そうかこれからは今まで通りではいけないのだ。
本人が納得していないようなら、理解してもらうことに尽力するのではなく、わかった連絡しておくよと受け入れて流す(言い方少し乱暴ですが)ことが、お互いにとっても良いのだろうと。
何ともいえない複雑な感情ではありましたが、これからもそのようなハードルを超えていかねばならないですね。
丸いものが作りたくなりました
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