京都市伏見区上油掛町185-1 「京の台所 月の蔵人」 【1075】
近鉄「桃山御陵前」駅または、京阪「伏見桃山」駅から徒歩で約7~8分のところに在る「伏見桃山・中書島エリア」のガイドマップには必ず載っている、創作和食のお店です。
建物の「歴史」についてのアナウンスボード。
有名な酒造メーカー「月桂冠」の酒蔵の一つとして、大正2年(1913)に建築された建物をリブートし02年から営まれ、観光スポットとして賑わっています。
酒蔵の特徴を生かした高い天井は、ゆったりとした和みの空間を演出しており、くつろいで過ごすことが出来ます。 収容能力も約180名を誇りますが、土日のお昼は粗満席状態と人気です。
メニュー表①
所謂観光地でありながら、それ程ビックリするようなお値段ではありません。
メニュー表②
全てがカラー写真付きでアナウンスされており親切です。
メニュー表③
メニュー表にも、京都らしい雅な香りを感じるのは、おやじだけでしょうか。
さてこの日おやじがチョイスしたのは、限定メニューのコチラ。
「蔵人御膳 ¥1,530」
先ずは名物の「自家製ざる豆腐」
大豆と水(伏見)のピュアな旨味のみ感じられる、鮮烈さを持つ一品で言うこと無し! 醤油も美味い!
次に運ばれてきたお膳。 器の一つ一つにも趣を感じます。
造り、八寸、揚物、焚物、炊き込みご飯、赤出汁とバラエティーに富んだラインナップで、先ず目を楽しませてくれます。
その中でも特に、汲み上げ湯葉の刺身(造り)の独特のまったり感、杏子天(揚物)のほんのりとした甘味とオリジナリティーさが光りました。
コチラが湯葉と揚物。
全体に一般的な味付けであり、所謂「京風の薄味」では無く、広く観光客に合わせたものと言え、地元の味わいを求めてくると逆に肩透かしを食らう。
アフターの珈琲と水菓子。
このボリュームでこのお値段は、拍手モノと言えますね。
おやじは下戸ですので飲みませんが、もちろんお酒も良いものがあります。 名物のざる豆腐、湯葉をアテに生酒をクイッと飲むのも一興でしょう。
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