登山口から弥三郎岳を登っていくと、すぐに周囲の木々が開けた。
見上げる花崗岩の岩壁。登山道は、その一部に作られた階段へと続く。
この階段を上がれば、先ほど林の中から眺めていた岩山の上へと到着。
弥三郎岳の岩山から見渡す絶景。徒歩20分足らずのハイキングにて
これだけの景色を拝める山へと登れてしまうというお手軽感が凄い。
そんな岩山から、さらに3つの岩山を登った先が弥三郎岳の山頂になる。
まず最初の岩山には金属製の小さな梯子が掛けられており、これを上る。
すると次の岩山との間に、弥三郎権現なる祠が祀られてあった。
(本殿は山頂南側の絶壁にある岩穴に祀られてあるそうです)
昔、羅漢寺というお寺に、酒造りの名人である弥三郎という男がいました。
武田家へと納める勝ち戦の祝い酒を造るなどして重宝されていた弥三郎でしたが
自身も大酒飲みで失敗が多く、それをお寺の和尚から諌められてしまいました。
禁酒を誓った弥三郎は、山の頂上から天狗に姿を変えて消えてしまったそうです。
そして、いつの頃からか、この山は弥三郎岳と呼ばれるようになりましたとさ。
・・・といった山の名の由来が説明板に記されているのだけれど
いかんせん文字が掠れて消えかけているため、非常に読みにくい。
岩山に根付いた松の木の1本に、この辺りを住処にしているであろう
ハシブトガラスがいた。弥三郎が化けたのって、もしかして烏天狗か?
あるいは、このカラスに黄金の葡萄を分け与えたら烏仙人になれたり?
さて次の岩山だが、今度は岩に直接階段が掘られており、これを足掛かりに
上っていくのだけれど、その階段に沿うようにして松の木が生えているため
頭上の空間が非常に狭まっていて、足元と共に頭上にも注意が必要となる。
そんな階段を上りきって、弥三郎の山頂から1つ手前の岩山の上へ。
おそらくここが羅漢寺山の中でも、最も見晴らしが良い場所だろう。
南東側に頭を出している富士山から、北東側の荒川ダムまで
山頂がある東側を除いた周辺一帯を一気に見渡す事ができる。
もちろん周囲に柵などは無いため、滑り落ちようものなら命に関わるぞ。
そして山頂となる最後の岩山へ。こちらも岩の隙間が段状になっていたが
途中の段の位置がけっこう高いため、手も使わないと登るのは大変だった。
そんな段を上ると岩の間へと狭い道が続いているが、こちらを通るよりも
左の岩壁にある窪みを足場に山頂まで一気に登ってしまった方が楽である。
三角点が建てられている弥三郎岳の山頂に到着。山頂周辺は松の木に覆われているため
景色を望むには向かない。羅漢寺山の標高1,058mという数値は、ここの高さのようだ。
ちなみに麓から弥三郎岳まで登るとなると、2時間半以上掛かるそうなので
そんな山を、わずか30分で登頂できてしまうロープウェイのありがたみよ。
とは言え険しい山である事に変わりなく、危険な箇所も多々あるので
登る際には準備を万全にして、気を引き締めて行った方が良いだろう。
昇仙峡ラインから渓谷を見上げた時にも、その景色に感動したものだが
こうして上から見下ろしても、また改めて感動させられるという昇仙峡。
日本五大名峡の内の1つに選ばれているのも納得の光景がそこに有った。
今回いけなかった、もう1つのコースへも、いずれリベンジしに来たい。
展望台へ戻る
見上げる花崗岩の岩壁。登山道は、その一部に作られた階段へと続く。
この階段を上がれば、先ほど林の中から眺めていた岩山の上へと到着。
弥三郎岳の岩山から見渡す絶景。徒歩20分足らずのハイキングにて
これだけの景色を拝める山へと登れてしまうというお手軽感が凄い。
そんな岩山から、さらに3つの岩山を登った先が弥三郎岳の山頂になる。
まず最初の岩山には金属製の小さな梯子が掛けられており、これを上る。
すると次の岩山との間に、弥三郎権現なる祠が祀られてあった。
(本殿は山頂南側の絶壁にある岩穴に祀られてあるそうです)
昔、羅漢寺というお寺に、酒造りの名人である弥三郎という男がいました。
武田家へと納める勝ち戦の祝い酒を造るなどして重宝されていた弥三郎でしたが
自身も大酒飲みで失敗が多く、それをお寺の和尚から諌められてしまいました。
禁酒を誓った弥三郎は、山の頂上から天狗に姿を変えて消えてしまったそうです。
そして、いつの頃からか、この山は弥三郎岳と呼ばれるようになりましたとさ。
・・・といった山の名の由来が説明板に記されているのだけれど
いかんせん文字が掠れて消えかけているため、非常に読みにくい。
岩山に根付いた松の木の1本に、この辺りを住処にしているであろう
ハシブトガラスがいた。弥三郎が化けたのって、もしかして烏天狗か?
あるいは、このカラスに黄金の葡萄を分け与えたら烏仙人になれたり?
さて次の岩山だが、今度は岩に直接階段が掘られており、これを足掛かりに
上っていくのだけれど、その階段に沿うようにして松の木が生えているため
頭上の空間が非常に狭まっていて、足元と共に頭上にも注意が必要となる。
そんな階段を上りきって、弥三郎の山頂から1つ手前の岩山の上へ。
おそらくここが羅漢寺山の中でも、最も見晴らしが良い場所だろう。
南東側に頭を出している富士山から、北東側の荒川ダムまで
山頂がある東側を除いた周辺一帯を一気に見渡す事ができる。
もちろん周囲に柵などは無いため、滑り落ちようものなら命に関わるぞ。
そして山頂となる最後の岩山へ。こちらも岩の隙間が段状になっていたが
途中の段の位置がけっこう高いため、手も使わないと登るのは大変だった。
そんな段を上ると岩の間へと狭い道が続いているが、こちらを通るよりも
左の岩壁にある窪みを足場に山頂まで一気に登ってしまった方が楽である。
三角点が建てられている弥三郎岳の山頂に到着。山頂周辺は松の木に覆われているため
景色を望むには向かない。羅漢寺山の標高1,058mという数値は、ここの高さのようだ。
ちなみに麓から弥三郎岳まで登るとなると、2時間半以上掛かるそうなので
そんな山を、わずか30分で登頂できてしまうロープウェイのありがたみよ。
とは言え険しい山である事に変わりなく、危険な箇所も多々あるので
登る際には準備を万全にして、気を引き締めて行った方が良いだろう。
昇仙峡ラインから渓谷を見上げた時にも、その景色に感動したものだが
こうして上から見下ろしても、また改めて感動させられるという昇仙峡。
日本五大名峡の内の1つに選ばれているのも納得の光景がそこに有った。
今回いけなかった、もう1つのコースへも、いずれリベンジしに来たい。
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