SF作家の朔太郎(草なぎ剛)と銀行員の妻節子(竹内結子)は、高校1年の夏休みに付き合い始めてからずっと一緒だった。だがある日、腹痛を訴えた節子が病院に入院し、彼女の体が大腸ガンに冒されていることが判明。医師(大杉漣)に余命1年と宣告された朔太郎は最愛の妻にだけ向けて、毎日原稿用紙3枚以上の短編小説を書くことにする。
この日曜、いっちゃんと二人、映画に行ってきました。
この映画は二人で観たいね~と言っていたもの。
観終わった後は、あったかな気持ちが残りました。
余命僅かの悲しいばかりの映画ではなくて、二人の普通の些細な日常が描かれていて、思わずクスッと笑ってしまう場面や自然と込み上げる想いが、あちらこちらに・・・。
お涙ちょうだいの映画ではありません。
二人が毎日を大切に生きた日記のような・・・。
いつもと変わりなく普通に生きた日々です。
本当に可愛い夫婦の物語です。
短編小説の最終回は、彼女が逝ってしまうことを意味しているのですが、それはまるで彼女の旅立ちのようで、そして彼にとっても新たに生きる旅立ちで・・・。
大切なものは失って初めて気がつくけれど、だからこそ毎日を大切に生きることがとても大切なのだと改めて感じました。
愛する人を失ってしまう彼の悲しみも深いけれど、私は彼を残して逝ってしまう彼女の想いを深く感じて・・・。
人の優しさや不器用な思い、そっと包み込むようなあったかな気持ちをあちこちで感じられると思います。
号泣するという涙ではなく、すぅーと流れ落ちるような心の涙がこぼれるかもしれません。
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