萬燈供養会(まんどうくようえ)「ろうそく祭り」が、今年も8月13日高野山で開催されました。
萬燈供養会「ろうそく祭り」とは、参拝者によって一の橋から奥の院までの聖域約2キロメートルの参道を、約10万本のローソクの光で埋め尽くし、先祖をはじめ奥の院に眠る総ての御霊を供養するお祭りです。
一の橋の入り口でロウソクを受け取り、参道の両脇に立てられたロウソクの間に火を灯しながら立てて行きます。
毎年8月13日の夜に行われ聖域に浮かぶ約10万本のローソクの光は幻想的です。
途中で消えてしまったロウソクにも火を灯しながら、心静かに祈ります。
この火は、燈籠堂で、約千年燃え続けている貧女の一燈から採火された火なのだそうです。
誰もが神聖な気持ちで灯りを灯します。
ここでは国境も宗教も関係ありません。
ただ無心の祈り・・・
いつもの夜は静かな参道が今夜はたくさんの人の波。
高野の夜は空の月も星も澄んで綺麗です。
気温も低いので、とても涼しいです。
平日なので、なかなか行けないのですが、今年はいっちゃんさんがどうしても行きたいというので、夕方でお店を閉めて2人で行って来ました。
実は参道の途中、ロウソクを立てている間に置いてけぼりに合い、はぐれました。携帯で連絡も取り合いましたが、人が多いし暗いので、またすれ違い。
でも、奥の院の近くで合流し、その後ははぐれないように手を繋いで貰い帰って来ました。(笑)
(実はうちは結構手を繋ぎます。ただ、子供達が恥ずかしがるので、2人の時に限りますが・・・。)
駐車場も遠かったので5キロは軽く歩いたでしょうか。
参道も往復したし・・・。
昼間と違い夜の参道は、また違った雰囲気です。人が多いので怖くはありませんが、普通の暗い参道は一人では決して歩けません。
ろうそくまつりはとても幻想的です。この日のために遠方からたくさんの方が来られます。
外国の方もたくさんおられました。
御廟橋を渡ると弘法大師の霊域に入ります。ここから奥の院は写真撮影も出来ません。
奥の院で行われる山内の僧侶による萬燈供養会も、心が洗われるような気がしました。
あんなにたくさんの僧侶の方の一斉のお経はとてもパワーがあり、心に響きます。
(私はここのお香の香りがとても好きです。)
皆さんも是非高野山を感じてみてください。
幻想的な夜をあなたにもお届けします。