Metal.Hardcore & more
whispering gloom
DRAGON×SCREW / 心響ノ十
宮城は仙台発 Metallic Hardcore/Punk、DRAGON×SCREW 。
2008年の 10曲入り 2ndアルバム。
2005年の 1stアルバムは紹介していませんでしたが、個人的お気に入り音源の一枚でして、その 1stアルバムから 4曲が再録された本 2ndアルバムは、前作より更に熱く、聴く者の内に訴えかけてくる、正にアルバムタイトル通りの心に響くハードコア/パンクサウンドが叩き出されています。。
激しさの中にも日本人らしい歌謡曲的なメロディアスさを持った楽曲にて構成された本作は、ハードコアパンクに突っ走る楽曲、キャッチーさも兼ね備え、思わず口ずさみたくなるメロディックな楽曲、そして、本アルバムのリリースレーベルが同じバンド、SEX-virgin killer- の雰囲気に近い歌謡曲メタルな楽曲、と、激しくささくれ立った要素だけでなく、耳に、胸にするりと入り込んで気合をくれる情みたいなものも持ち合わせているサウンドなのです。。。日本語詞にて力強く歌われるヴォーカルさんは何とも艶のある歌声で、バックの演奏に押されることなく歌詞が聴き取れる様に歌い上げ、なかなかに耳を惹きますのです。。
ハードコア/パンクなサウンドとはいえ、メロディアスですので幅広く多くの方にアピール出来るサウンドだと思います。。下で紹介しているのは 本 2ndアルバムのラストに収録されている "STRANGER" のライブ動画です。かっこいい、気合の入るサウンドを求めている方は ぜひチェックしてみてください。
3/11 に発生した地震によりメンバーさんの無事を案じていたのですが、ドラムの NOBUAKI さんのブログ によるとメンバーさんは ご無事みたいで良かったです。少しでも早く状況が良くなり、バンドの活動が再開され、関西方面にもライブに来てほしいと願っております。
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ACROSTIX / Dear Daily Life
日本、三重発 Hardcore、ACROSTIX 。
2010年の 8曲入り 1stフルアルバム。
以前に スプリット12'LP と 6曲入り12'EP 音源を 紹介 しております。
2004年の Contrast Attitude とのスプリット音源時はミッドテンポベースで Amebix や Filth of Mankind の様な雰囲気を持ち合わせていたのですが、2006年の単独音源ではメタリックさが増した疾走する日本語詞のハードコアサウンドへとシフトチェンジされたサウンドでした。。。
そして、この 1stフルアルバムでは、前作の単独音源でのサウンドを更にシフトアップしてメタリック度が増し、それに伴い楽曲の疾走度も増し、海外の日本のハードコア好きが歓喜するであろう (勝手な推測です。。)、これぞ、いや、これがジャパニーズメタリックハードコア、なサウンドとなりました。。。激しい中にも日本人らしい&ならではのメロディアスさが組み込まれた楽曲は、聴く者の感情を高ぶらせ、気合をくれるのです。。。5曲目の "静寂" 以外は英語のタイトルですが、歌詞はメッセージ性の強い日本語で、力強く、且つ、しっかりと聴き取れる様に歌われるヴォーカルさんが、これまた楽曲を更に熱くさせる良い仕事をされているのです。。。
下で紹介しています MV は、本 1stアルバムの 1曲目"Sacrifice" です。
この曲を聴く度に、かっこよさで震える拳が突きあがるのです。
ぜひチェックしてみてください。
ACROSTIX / Sacrifice
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CRYSTAL LAKE / Into the Great Beyond
東京発 New School Hardcore/Metal、CRYSTAL LAKE 。
2010年の 11曲入り 2ndアルバム。
約 4年ぶりとなる本 2ndアルバムは、以前よりもメタル/メタルコアな疾走する曲展開が組み込まれてはいますが、前作までの流れを汲んだニュースクールでモッシュフルなハードコアサウンドは変わらずで、更に耳を惹くメロディアスさが増し、聴く者に縦に斜めに切り込んでくるギターとへヴィーで極悪さを増させるリズム隊が、もう体をじっとさせていられないくらいのグルーブを生んでいますのです。。。前作以上に楽曲のキャッチーさ (Pop ではないです) が増し、各曲ノリが良くて覚えやすく、シンガロング出来るパートでは気持ちが高ぶりまくりです。。。歌い上げるヴォーカルは取り入れず、始終悪い空気撒き散らしなヴォーカルさんも前作から変わらずで、力強く情を剥き出しなヴォーカルワークは良い仕事をされています。。。アルバム通して気に入っておりますが、中でもラスト 11曲目のアルバムタイトルトラック "Into the Great Beyond" は激しさの中で激情且つ叙情的に曲展開し、実に聴き惹き込ませてくれる佳曲で、素晴しかっこいいです。。
バンドは約 7、8年目ということで、それ以前や当時のバンドの多くがいなくなり、またシーンも少し変わったりしていますが、バンド活動を続けてくれていることが嬉しいですねぇ。。かっこいいサウンドですので、多くの方にぜひともチェックしてみてほしいバンドです。。MySpace にて、また下で紹介しましたアルバムの 2曲"Twisted Fate" のビデオクリップをぜひチェックしてみてください。
CRYSTAL LAKE / Twisted Fate
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CRYSTAL LAKE / Dimention
東京発 New School Hardcore/Metal、CRYSTAL LAKE 。
2006年の 8曲入り 1stアルバム。
懐かしい話、Crystal Lake の 2003年のデモ音源 「Freewill」 は、当時、通販店 STM 等にて、そのニュースクール然としたサウンドがかなり好評だったのを憶えております。。。そして、それから約 3年後にリリースされた本作は、更にブルタルで邪悪さも増し、且つ、メロディアスで叙情性をも兼ね備えた激情サウンドで、家で聴いていても腕や足をぶん廻したくなるくらいの、実にモッシュフルで攻撃的なメタリックニュースクールハードコアです。。。
楽曲はあくまでミドルで攻めてくるのがベースとなり、そこから落としてくる曲展開は堪らない程にズリズリで極悪で、もう体が自然と反応してしまいますのです。。楽曲の邪な雰囲気を撒き散らしているのが、激情に喚き叫び歌うヴォーカルさんの存在です。。聴いていて思わず拳を突き上げたくなる程のシンガロングパートも随所に組み込まれ、楽曲はブルタルながらもキャッチーさもあり、暴れさすだけでなく、聴かせてくれる楽曲でもあるのです。。
CRYSTAL LAKE を聴いていますと、どことなく日本のバンドだなぁ、と思ったり、BLOODAXE 168 周辺のバンドを思い出します。。どの辺が日本人的なのかといわれても答えにくいのですが、HOLYKEEPER や EVERLAST、BIRTHPLACE 等のバンドや、オムニバス 「The Document」 に収録されていたバンドが思い浮かぶのです。。私は関西人なので、特にそう感じますのです。。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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envy / recitation
日本発 Post Hardcore/Screamo、envy 。
2010年の 12曲入りアルバム。
紹介していますジャケット写真は外の紙ケースジャケで、CDケースのジャケ/歌詞カード、裏ジャケの写真は何ともメランコリーさの漂う美しい綺麗な写真が使われています。。
今までここでは紹介していませんが、envy は個人的に好きなバンドでして、音源は初期の頃から一部のスプリットを除いて所持しております。。。初期の頃と、ここ最近の envy のサウンドについては人それぞれの好き嫌い、意見があると思いますが、私は変わらずに好きでいます。。
個人的な話、「ポエトリー リーディング」 は結構好きですので、本作でのメロウな楽曲の上での語りかけるパートは堪らなく好いております。。
本作でも 歌詞/詩 は、その世界に入り込むのにはそう簡単ではないのですが、CDを聴きながら詩を眺めたり、又は、歌詞カードだけを詩集の様に眺めたりもしています。。
9曲目「暗示と不可能」 でのギターのメロウなフレーズとポエトリー リーディングは、個人的に特にお気に入りです。。
海外のファンの方が envy のサウンドを 「Heavy Mellow」 と形容していましたが、なかなか良い表現ですな。。HP のトップにて 8曲目「擦り切れた踵と繋いだ手」 の PV が試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。
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Gallows The Villain / 尊き日々の詩
東京発 Hardcore/Metal、Gallows The Villain 。
2008年の 7曲入り 1stアルバム。
2003年の 1stデモテープ音源 「realize」 を当時 STM にて購入し、そのガチガチな極悪ビートダウンサウンドに殺られ、京都のライブハウス、WHOOPEE にてライブを観たのが、もう 6~7年前のことです。。ですが、その時の Gallows The Villain のライブは、今でも凄く印象に残っております。。ほんとにガチガチに硬派で、黒い極悪さを感じたライブでした。。
個人的に気に入っているバンドとはいえ、1stデモ以降、2nd、3rdデモ音源はチェック出来ていないままに過ぎて、恥ずかしながら約 6年ぶりくらいに Gallows The Villain の音源をチェックしました。。。1stデモ音源しか知りませんでしたが、ベースとなっているハードコアサウンドは変わらずに、しかし、歌詞は日本語がメインとなり、極悪サウンドだけに留まらない激情さ、エモーショナルさも加味されたサウンドとなりました。。私が個人的に感じていたガチガチで硬派なイメージは変わらずで、そこに更に耳を惹き、内に響くフレーズが組み込まれ、実にかっこのいいハードコアサウンドへと昇華しました。。
私なりにサウンドを紹介するならば、極悪系のハードコアがベースとなりつつも、そこに Edge of Spirit の 2nd 「影と光」 の様なメタルエッセンスが入り、そして、日本語詞は Tha Blue Herb な雰囲気を漂わせます。。
ハードコア、メタルコア、そして、熱くかっこいいサウンドがお好きな方は、
ぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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DOGGY HOOD$ / Over Hyped, Over Hated
東京発 Beatdown Hardcore、DOGGY HOOD$ 。
2009年の 8曲入り音源。
いやしかし、聴いていますと自然と顔がニヤけるくらいの極悪サウンドですな。
こちらでも紹介しております Six Ft Ditch 辺りの極悪ビートダウンハードコアがお好きな方は、もう失禁もののサウンドではなかろうかと思います。。。聴いていますと自然と体が揺れる程のノリの良いダンサボーでモッシュフルな楽曲に、ゴリゴリ、ズリズリに引きずり落してくるビートダウンパートを組み込んだ曲展開は、もう暴れたい衝動に駆られまくりで、もはやジッと大人しく聴いていられない程なのです。。また、低音がズンズンとこれまた極悪なまでに強烈で、腹から頭のてっぺんまで刺激してきますのです。。
この音源でのギターの音がスウェーデンのデスメタル、Entombed の初期音源の様な、何ともジャリついた感じの音でして、個人的にこの音を聴いて毎回思わずニヤりとしてしまうのですが、このギターサウンドで聴く 6曲目に収録されている SLAYER の "Raining Blood" のカバーが、これまた何ともマニアック心を突いてきますのです。。
かっこいいです、実にかっこいいです。
MySpace にて、ぜひぜひチェックしてみてください。
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mind of asian / 大きな森の小さな象
東京発 Fast Hardcore/Thrash、mind of asian 。
2008年の 15曲入りアルバム。
以前に 2006年の音源を 紹介 しております、mind of asian 。
その以前の音源と同じく今作でもファストでスラッシーに駆け抜けるハードコアサウンドが一気に畳み掛ける、全 15曲、約 17分。。。サウンドはブルタルでファストながらも結構聴き易い、というと、ちと語弊があるかもしれませんが、ファストでショートな楽曲に組み込まれているキャッチーさやアジアンなエッセンス、また、ふと力を抜いた様な展開が取り入れられているのも、肩肘を張らずにサラリと聴かせてくれる要因となっているのではないかと思うとりますのです。。。日本語詞メインにて叫び歌うヴォーカルさんも、始終、実に強力なのです。。
個人的な話、mind of asian を聴いていますと、同じく女性バンドで、
ちと懐かしい The GAIA を続けて聴きたくなりますのです。。。
MySpace にてぜひぜひチェックしてみてください。
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ZILEMMA / KILL THE LOOP
日本は名古屋発 Hardcore、ZILEMMA 。
2008年の 7曲入り 1stアルバム。
MySpace にて初めて ZILEMMA のサウンドを聴いた時、あまりにものかっこよさに思わず嬉ションを飛び散らせてしまいましたです。。。思わず拳を突き上げてしまう位にかっこいいメロディー/フレーズ連発のメタリックなギター、日本語詞によりアジり叫び歌われる力強いヴォーカル、そして、力強いバックのコーラス。。楽曲は 4~5分台の長さでズカズカと走る展開をベースに、メロディアスでかっこいいギターにより、聴いていると胸が熱くなってくる程の盛り上がりを見せ、またそれは実にドラマティカルでもあるのです。。。この胸を熱くさせ、且つ、ドラマティカルに盛り上げる楽曲の立役者は、先にも書いています様にギターのかっこいいメロディー/フレーズなのですが、このメロディアスさには実に日本人らしい切なさや愁いさが含まれていると思いますのです。。。
ZILEMMA を聴いていますと、以前に紹介した backbone や 殺悪愚、
また、同郷の 牙 も聴きたくなってきますのですなぁ。。
かっこいいです、実にかっこいいです。
ぜひぜひチェックしてみてください。
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Flagitious Idiosyncrasy in the Dilapidation
日本発 女性グラインドコアバンド、
Flagitious Idiosyncrasy in the Dilapidation 。
2008年の 17曲入り 1stアルバム。
ヴォーカルの Makikoさん といえば、デモCD-R ながら個人的名盤ゴアグラインド音源、バンド、
Tremendous Terror にて強烈なスクリームを発せられていた方ですなぁ。。
楽曲は全編突っ走りまくりな曲展開ではなく、とはいえ、勿論激速なパートが殆どなのですが、程好く緩急が付き、また、程好いロッキンなギターのフレーズがあったりと、ひねり と言うとちと表現に語弊があるかもしれませんが、ひたすらに一直線にひた走るグライディングサウンドではなく、少しだけ寄り道もあったりする激烈サウンドです。。その激な楽曲を更に強力に仕立てているのが、ロウとハイにて咆哮し叫ばれるヴォーカルワークでして、これがまた実に強力なのです。。
ぶっ飛ばしながらもノリが良くて自然と頭も揺れる、聴いていて実に気持ちのいい、全17曲、約31分の激烈サウンドです。。MySpace にてぜひチェックしてみてください。
Obscene Extreme Fes や MARYLAND DEATH Fes にも出演されていて、その時のライブ映像が YouTube にいくつかアップされていますが、MARYLAND DEATH Fes 時のインタビュー もアップされてますので、こちらもぜひチェックしてみてください。。
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