断捨離関連書籍が続々出版される。
断捨離 私らしい生き方のすすめ(DO BOOKS)
川畑のぶこ著
同文館出版
すでに発売中。
テーマは南国、キュートな海の生き物のイラストに癒されるとのこと。
断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵
やましたひでこ著
アスコム
11月29日発売。
川畑さんとひでこ先生は、昨年12月に相次いで最初の断捨離本を出版、
断捨離旋風を巻き起こし、
この1年で川畑さんは2冊、ひでこ先生は3冊の本を上梓している。
す、凄いペース…。
東野圭吾みたい。
この新刊2冊は未読なので、レビューはまた後日。
今日ご紹介したい本はこちら↓
断捨離セラピー
いろんなことがラクになる!
やましたひでこ監修
あいかわももこ著
青春出版社
内容紹介
『きっぱり「断つ」、サッパリ「捨てる」、すっきり「離れる」
――モノを捨てれば、部屋もこころも軽くなる!――
片づけ下手の漫画家が、断捨離と出会い実践することで、
みるみる変わっていくエピソードを漫画化。
家の中がキレイになるだけでなく、
仕事への向き合い方、心の持ち方、ぎくしゃくしていた母親との関係に変化が!
掃除や片づけに苦手意識がある人にこそ、読んでもらいたい一冊。 』
(アマゾンHPより)
これは著者本人の断捨離体験談を漫画化したもの。
ギャグのテイストも兼ね備えているが、
ただのドタバタ日記ではなく、かなり奥が深いと感じた。
あいかわさんが断捨離を始めたのは、3年前。
当時は断捨離という言葉は知らなかったが、
ある日、家中に溢れかえるモノにプチッと切れて
手当たりしだい不要品を捨てまくった。
…だけどつきまとう罪悪感。
ヤケクソみたいに、モノを捨てて、ホントにコレでいいの?
そんな時、セミナーでひでこ先生に出会った。
『大切なのは、モノときちんと向き合うこと。
モノに感謝することです。』
目から鱗の一言で、モノを通して自分をみつめ、
モノも執着もきちんと手放していく、
あいかわさんの本物の断捨離が始まる。
(ひでこ先生、かわいーーー)
本は、出会いの章、断の章、捨の章、離の章の4部構成。
断の章では、
持っているけれど着ない服には、
着ないだけの訳がある…と実例を挙げて検証したり、
めったに使わない調理器具や食器は、
『おしゃれでステキなキッチンで、
手の込んだ料理を作るやさしいママ』への
キョーレツな憧れが背景にあると分析したり。
(↑ねっ?奥が深いでしょ?)
捨の章では、着ない服を大量に手放した後は、
普段着とよそゆきの境界線がゆるくなったことに触れている。
『超よそゆき服』は姿を消し、
『ちょっと頑張ればよそゆきになる普段着』がメインになったとのこと。
なんとも素敵なことではないか。
セルフイメージの大幅アップにも繋がると思う。
そして『薬を飲み続けてまで働き続ける私』を断つ決心をする。
実は馬車馬のように働いていた背景には、
常にトップスピードで走っていないと、
仕事の依頼がなくなるんじゃないだろうか…という不安と恐怖があった。
そこまできちんと見極めての断はあっぱれ、とても潔い。
(↑ねっ?上っ面だけじゃないでしょ?)
そして最後の離の章では、
良い母親幻想、もう一人の自分、思い込みを手放す。
『愛』を実感していくくだりは、私もすごく腑に落ちた。
…多分自分も、はっきり分かっていなかったから。
『でも大丈夫、ちゃんと生きてる』の場面は、胸に迫るモノがあった。
(個人的には、この本で一番印象深かったエピソード)
そして『物欲はなくなりません!』という結論には、
そーだよね~~~と激しく共感。
漫画だから…と侮ってはいけない。
いや、漫画だからこそ、読みやすく、ストレートに入ってくるのかもしれない。
断捨離の話をすると、すぐに警戒して及び腰になる周囲の人も、
漫画だったら、気安く手にとってくれる可能性も大きい。
断捨離初心者だけではなく、
ある程度知識のある人にとっても、
具体例満載で、得るモノは多いと思う。
…そして、なにより、面白いし。
お勧めの1冊だ
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