with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第23話《初めてのアンフィールドは青空の下》

2023年01月21日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

この旅の写真はこちら

おじさんが教えてくれたように17番のバスに乗れるバス亭を探して、無事に乗車です。

ティケットを見せたら簡単でした

乗車すると目の前にリヴァプールFCのマフラーした日本人の男の子2名が座ってる。

嬉しくて話しかけちゃいました〜

彼らはリヴァプールファンの大学生。

何だか人懐っこくなっちゃってるなあ、日本人にだけね



「わぁ

ロンドンに到着した日と同じように青空で迎えてくれたアンフィールド

ロンドンでエミレーツスタジアムとスタンフォードブリッジを見てきたけど、全く違う雰囲気。

住宅街に突然姿を現すスタジアム 

でも、圧倒することもなく、古い町並みの中に静かに佇んでるって感じ。

早速写真撮影で〜す

大学生の二人も一緒だったから、

自分の姿もアンフィールドと一緒に写真に収めて頂いてラッキーだったかも



青空をバックに静かに佇むアンフィールド。

私の今回の冒険の旅を応援してくれたり、心配してくれてる友人たちに送ろうかな。

携帯電話でも撮影しておくことにしま〜す。

それに「私が晴れ女ってことも証明できるチャンス」なんてね。



そして気になるオフィシャルショップへ行かなきゃ。

ここで大学生の男の子たちとはお別れしてゆっくりショッピングに集中。

「すご〜い

欲しくなっちゃうものばかり

迷っちゃってちっとも買えない

この際、家族へのお土産だって、リヴァプールFCグッズにしちゃおう

「きれいな色のマフラー

このマフラーをしたら母だってリヴァプールFCのサポーターだね。

楽しくてなかなかお店を離れられないよ〜

でも、ミュージアムだって行ってみなきゃいけない。

あの『イスタンブールの奇跡』の優勝カップを見たい〜

「そうだ

オフィシャルショップはシティセンターにもあるからミュージアムに行こう。



隣のカウンターでティケットを買って二階へ。

小さな入口を入ると、そこには私の知らないリヴァプールFCの歴史があるはず。

スカパー解説者の方がよくリヴァプールFCの歴史の話をしてるよね。

「ブランド」って表現で話してたから、すごいんだろうなあ

「わあっ たくさんのトロフィ

知らないことばかりだけど、その歴史の重さを感じて溜息ばかりの私。

「ちょっと勿体ないかも・・・」

せっかく目の前にたくさんのトロフィーが並べられてても、

その時代のフットボールの歴史を知らない私



出口に近づくと見たかったチャンピオンズリーグのカップがありました

これだけはその素晴らしさがわかるよ

あんなにガッカリしたり、喜んで興奮した試合だもの。

ジェラードがキスしてたカップ

「あの瞬間をまた味わいたいなあ〜」

ビッグイヤーを目の前に、かなりエキサイティングしちゃってます

「さあさあ、落ち着いて・・・」

お昼も近いしバスでシティセンターに戻って港の方でも観光してみようよ。

「ん

やっぱり腰が少し辛いかも・・・

 

 

 

 

続く

 


第22話《セイブアウェイティケット》

2023年01月20日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

この旅の写真はこちら

今回、リヴァプールのホテルは朝食が無し。通常はあるらしいんだけどね。

チャンピオンズリーグの対戦予定が決まった時、予約が日本語のウェブサイトから

出来なくなっただけじゃなくて、朝食も消えちゃったんだよね。

「その分宿泊代が安いわけじゃないじゃん



毎朝、駅のカフェでコーヒー、M&Sでカットフルーツの盛り合わせを購入して、

お部屋で朝食で〜す。

私のお腹にはちょうど良かったみたい。

ホテルの朝食ってついついたくさん食べ過ぎちゃうんだよね



さあ、朝食も済ませてインフォメーションセンターへ直行。

セイブアウエイティケットを購入しなきゃ。



インフォメーションセンターの中に入るとおじさんが声を掛けてくれる。

「セイブアウェイティケットがほしいで〜す

って言ってみるけど、最初は伝わらなかったみたい。



もう一度

「セイブアウェイティケットが欲しい

おじさんはニコニコして「OK、Good」って何だか褒めてくれた。

子供になったみたい。きっと私の英語はかなりひどいかも・・・



「今日と明日と明後日の分、3枚」って言ってみる。

「Noって言われちゃって、

「えっ どうしてって聞きたいけど諦めるしかない

これじゃあ毎日一枚ずつ買うしかないかなあ・・・



おじさんはティケットを一枚出してくれて、説明しながら今日の日付を削ってくれました。

「そうかあ〜」使い方が分からないだろうと思って親切に削ってくれたんだねえ。

そしてその後、もう2枚も出してくれたよ。

「なんだ〜」3枚ほしいのは通じてたんだ。

3枚渡しても使い方が分からないって思ってたんだね。

「でもね、おじさん

このティケットの削り方や使い方は「マージーサイドへようこそ」って、日本語の翻訳版に説明が載ってるんですよ。

でも、「優しいおじさん、ありがとう



ティケットも手に入ったし、

おじさんに「アンフィールド行きのバスの時刻表がほしい」って言ってみる。

経験者の方からは17番117番と26番27番って聞いてたけど、時刻表があったほうが安心。

おじさんは、また「No」って



メモに「No.17」って書いて渡された。

「17番だけ

って念のために聞くと

「17番のバスが10分ごとだ」だって・・・

17番しか教えてくれない。



私の英語力を考えて、おじさんは余計なことを教えないようにしたのかしら。

やっぱり、英語がダメってばれるよね

でも、バスに乗れるティケットは手に入ったし、17番に乗れば問題ないし



オフィシャルショップでマッチマフラーを手に入れて、

いざ、アンフィールドに出発

 

 

 

 

続く

 


第21話《シティセンターの方へ》

2023年01月20日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

この旅の写真はこちら

今、私はリヴァプールにいる。何だかとっても不思議な気分です。

早速ライムストリート駅へ行ってみることにしました。

コーチから見た街の通りとは全然違う近代的なきれいな駅。

お店もたくさんあって「夜のビールとおつまみの調達」も心配なさそう。

すみません一番大切なのは結局お酒です。



駅の前の通りに出てみると、道路が広くて交差してて、

ラジオシティタワーは見えるけれど「どっちに歩けばいいの

何だか分からないまま、歩道を渡って下るとセントジョンズマーケット。

マーケットに沿って、タワーを眺めながらそのまま進んだら、

「あら、広場

オオオオォォォォォォ

リヴァプールのオフィシャルショップがありました〜

「感激

そのままお店の前に一直線・・・でももう閉店

ちょっぴりガッカリしたけど気を取り直して地図を見ながらインフォメーションセンターへ・・・



割合に簡単なんで安心しちゃう私。

でも今日はインフォメーションセンターもすでに閉店してる。

仕方がないし「少し散歩でもしてみようかな」って、そのまま通りを港のある方へ歩いてみることにしちゃいました。



広い通りに近代的なお店。さっきコーチから降りた時にみた風景とはかなり違うよねえ。

おじさんを呼び止めて地図を見せてみる。

ここらへんで「少し尋ね方を変えてみよう」って思いつきましたよ。

リヴァプールの地図は何となく分かってきたし、

どうせどこにあるか尋ねても、答えは理解出来ないしね。

だったら、「ここはどこ」って、

地図上で指さしてもらう方が英語が聞き取れなくても心配ないものね

この日以降は、地図で居場所を示してもらう方法に変更



さあ、ライムストリート駅構内にある「マークス&スペンサー」でビールとおつまみを買ってホテルでゆっくりしよう

(駅のM&Sは21時頃までの営業だし便利でしたよ)

だって、今日は6時間もバスに揺られる旅。「疲れちゃった〜



それに何故か少し腰が辛い


「腰痛の経験は殆どないのに何故だろう・・・」

その理由にまだ気がついてない私・・・

 

 

 

 

続く

 


第20話《チェックインも二度目なら》

2023年01月19日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

この旅の写真はこちら

ホテルは駅のすぐ近く。坂を上がって行くと「ありました〜」小さな可愛いホテル。

階段を上がってロビーを見渡すとスペイン人らしい人達も・・・

「きゃっアトレチコサポーター



フロントの女性に予約表を見せて、宿泊名簿に記入して、ルームキーを受け取って。

経験してるし簡単簡単。

 

問題は部屋の場所。説明が始まった

エレベーターを指さしてる。

「うんうん、またセカンドって聞こえたから3階かあ」

「右」・・・「右」・・・「右」・・・う-ん

指でさしながら「ライト ライト ライト」って三回行ってみたら、

「Yes」ってうなずいてくれたし、

「何とかなるかも」ってエレベーターへ直行

 

エレベーターを降りてまず右だよね。目の前は窓

次も右だから右手を見ると「客室」と「非常口」だけ

エレベーター前に戻って自分の手を確認してみました。

「右」ってこっち側だよねえ

お箸を持つ方の手だし

それに右側を指さしたら「そうだ」って言ってたよねえ

「えーい」こうなったらスーツケースは邪魔

身軽になって探検しよう

スーツケースをエレベーターホールに置いて探検を始めちゃいました。



まず左側をチェック。それらしくなくてやっぱりこちら側じゃなさそう・・・

もう一度右側。前は窓。。。その右側にあるのは客室と非常口。。。



「もしかしたら非常口だ

ドアを恐る恐る開けてみると

「やっぱり、、、廊下があるじゃない

「な〜んだ扉の向こうは外じゃないんだ〜。」

「紛らわしい非常口なんだから・・・」

 

扉の向こうの廊下を進むと壁に突き当る。

右側は階段。。。五段くらい下った踊り場にはまた非常口

もう非常口には騙されませんよ〜。

開けてみると、

「ほ〜ら やっぱり廊下



これで右に三回曲ったってことはこの廊下沿いかしら

右手のドアには203号室。「ありました

「さあ、スーツケースを取って来なきゃ。」

こんどは自力で自分の部屋に到着

「進歩しましたよ〜」そっと胸を撫で下ろした私です。

 

 

 

 

続く

 


第19話《辿り着けたよ! リヴァプール》

2023年01月18日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

この旅の写真はこちら

バスは再び出発。

高速道路を流れるように走るうちに私ったらまたウトウト。

「はっ」 と目が覚めるともう高速道路じゃない。

「ここは

古い家が建ち並んでちょっと暗い感じの町並み。

だけど雰囲気があって、なんだろう〜、不思議な感じの漂う町・・・

 

後で感じたことだけど、

初めて見たリヴァプールの景色はコーチからの風景で、

そのことがとてもこの街を好きになれそうな気がした。

労働者階級の住宅だろうか。ちょっと荒れた住宅が並んでる。

アンフィールドを訪ねると、この初めて見た風景の方に近いかも・・・

ライムストリート駅はきれいで近代的。

もし、ナショナルレイルで訪れてたなら、最初に目にするのはライムストリート駅の風景からなんですよね。

コーチで目にした街の姿の方が好きだ

初めにこちらからリヴァプールを感じることが出来てとても良かった。

コーチでリヴァプール旅行もお薦めですよ




「病院が見えてきた

すると、間もなくコーチのステーション。

さあ、感慨に耽ってる場合じゃない。

「到着〜

スーツケースを自分で降ろさなきゃ。これがまたたいへん。高い位置からだから一苦労。

積む時に手伝ってくれたおじいちゃんがまた手を貸してくれる。

「英国の紳士」はこのおじいちゃんだけね




早速、地図の確認をしてみたけど、どちらを見ても歩く方向が不明。

おじいちゃんに早速ライムストリート駅を尋ねてみる。

「どうせ分からないだろうけど・・」

って思いながらも、せめてどちらの方向に歩きだせばいいか位は指さす方で確認出来るからね。

「学習の効果だね

「うん




「ここはリヴァプールなんだ〜

すでにウェブサイトではアルバートドック、大聖堂、博物館とか目にしてるけど、それらの写真では見ることの出来ない通りの風景。

古くて何だか寂れてる感じの通り。

でも落ち着けるような居心地の良さを感じる通り。

おじいちゃんが指さした方を歩きながらも心配な私。


ちょっぴり心細い

次はどこで道を尋ねようかなあ〜。

「あっ 広い通りに出た

もう一度ライムストリート駅の方向を尋ねてみよう。

やっぱりホテルを駅のすぐ近くにしていて助かった。

ライムストリート駅なら誰に尋ねても知っているはずだからね。

 

通りを歩いている人々・・・

男の子を連れたお母さんが優しそうだったから声を掛けてみることにしたよ。

「やっぱり

優しいお母さんでした

ニコニコ顔で駅の方向を示してくれましたよ。

男の子も可愛かったから、ここで日本からのお土産登場



「何かの時に使えるかも」ってちょっとしたお土産をポケットに忍ばせていたんですね。

さすが女性でしょ



「えっ

「聞きたい



チロルチョコの「黒蜜きなこチョコ」と、今、日本旅行のお土産として外国人に大人気の「面白消しゴム」。

お寿司や天丼やおでん、それにケーキや桜餅やパフェの消しゴムだよ。

消しゴムは「eraser」だって思い込んでたから危なかった。

直前にチェックして良かった。

「rubber」だったんですね、イギリスでは・・・



男の子にチョコと消しゴムをあげると、

とっても嬉しそうな笑顔を見せてくれたから「良かった」って思いました。

私もリヴァプールの通りでとっても幸せな気持ちになっていました



さあて、気持ちも心も弾んできたところで、お母さんが示してくれた方へ、、、

すぐに目の前にはライムストリート駅。

早くチェックインしてインフォメーションに行かなきゃ.....

 

 

 

 

続く