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「スペインに行った時は、パリのシャルルドゴール空港で入国審査したはずなんだけどなあ」
「シャルルドゴール空港はあまりにも広くて移動に夢中だったんだよね 。」
「乗り継ぎの前に入国審査をしたはずなんだけど・・・」
「迷子にならないように必死に他の旅行客の後を付いていただけ」
「何だか分からないまま搭乗しちゃった」
「それでもバルセロナに到着出来ちゃったけど。」
「途中で入国審査した記憶がない 」
「搭乗の直前で手荷物審査とパスポートを見せたのがそうだったのかな・・・」
スキポール空港はヨーロッパ線のエリアに行く途中に入国審査のゲートがあります。
シェンゲン協定国へのフライト搭乗者はここで入国審査を受けて乗り継ぎゲートに移動ですね。
いつもはこのゲートを横目で眺めながらリヴァプール行きのフライトゲートを目指していました
航空機が到着すると多くの乗客がいっせいに入国審査のゲートに並びますよ。
「グレードの高いシートの人は別の列なのね。 いいなあ」
「だってあちらの列はスムーズに入国審査が流れているもの。」
「エコノミーの乗客の列は長い 」
「ヨーロッパでは日本のような一列で並ぶ習慣がないみたい 。」
「ダラダラと適当に並んでる。」
「私の列はすごく進み方が遅い」「それでも私は並んでいるのに、後ろの外人さんたちは列を外れて横に並び直ししてる」
「えっ それって元から並んでいるところに交互に割り込み 」
「せっかく少し前に進んだのに~」
「次のフライトを考えると冷や冷や、ドキドキじゃない~。」
「入国審査官の当たり外れって心臓によくないよね。」
「時間の余裕ってやっぱり大切ですね」
内心冷や冷やした場面もあったけれど、一時間余りのフライトで無事パリに到着することが出来ました
エールフランスバスの乗り場はターミナル2Eとターミナル2Fの中間。
「2Eに到着したからターミナル2Fを目指したらいいんだ」
「バス乗り場かな」「案内の男性らしい人がいるから聞いてみましょ」
「すみません まるでフランス語が話せるみたいなセリフでした 。」
印刷してきたエールフランスバスのルートを見せただけです。
エースフランスのバスのルートは4つ。
だから「凱旋門行きのバス路線」の書かれているところを印刷して来ました。
「これも言葉が分からないゆえの工夫なんだよねー 」
プリントを見て頂くだけで理解してくれたらしく、到着しているバスを指して頂けましたよ。
「横断歩道の先だ」
「もう乗客が乗り始めている。 バスに急がなくちゃ」
「乗る前にスーツケースを預けるんだよね。」
「確か日本のリムジンと同じって調べたもの。」
「降りる場所ごとに分けてトランクに乗せてくれるみたい 」
「またルートのプリントを見せて降りる場所を指させばOK」
「これならルートを間違えてバスに乗車することも防げるでしょ 」
バス代は乗車の時にドライバーさんに支払えばいいんですよ。
「でもいくらなのかよく分からない 」
「ドライバーさんは教えてくれたけど聞き取れなかった 」
そこで10ユーロと20ユーロのお札を出してみます。
ドライバーさんが私の手から20ユーロを取って3ユーロのお釣りをくれました。
「『そんなにのんびり支払いをしていてイライラされないの』って思った方」
「ここはパリ 乗車前から財布は出さないようにしてくださいね 」
「スリがどこからか見ている なんてことも 」
他の乗客たちもスムーズじゃないので、バスに乗車してからゆっくりお財布を出してくださいね。
「スムーズじゃないとイライラする日本人」
「ヨーロッパでは皆さんのんびりです。 日本も見習いたいところだなあ・・・」
途中のホテルでたくさん乗客が降りて行きます。そしてバスは終点の凱旋門裏手に到着。
降る時は自分でトランクからスーツケースを取り出しますよ。
「タクシー乗り場は 」
「あそこだ~ 横断歩道を渡らなきゃ。」
「あれっ 横断歩道の脇にタクシーが止まっているよ」
「ドライバーらしい人がこっちに来そうだ」
「この状況って注意かも」
「正規のタクシー乗り場の手前だもん。」「つまり正規のタクシーじゃない」
「高い料金を請求されたりする可能性があるってネットで見たよね。」
「声を掛けられそう ヤバい 」
この時、私は咄嗟に携帯電話を出して知り合いに連絡をしているフリをしちゃいました
そして正規のタクシー乗り場の椅子に座ってからも、ひたすら携帯電話で嘘の電話をしていました。
「だってあのドライバーらしい人から見えているもの。」
暫くすると正規のタクシー乗り場にタクシーが入って来たので乗車。
「パリは憧れの街だけれどネットで調べたことくらいは守らなきゃね」
「観光客を狙っているスリ」
「正規じゃないタクシー」
「騙されたっていう体験談が多いのも事実だものね」
前々回の旅行記ですけど、アムステルダムのホテルで出会った青いセーターの女性。
一人パリに滞在中だった彼女は、ユースホステルのセキュリティボックスに貴重品を預けていました。
それにもかかわらず現金をすべて取られてしまった
セーフティボックスからの盗難です
とても恐くてアムステルダムのホテルに逃げるように来たそうです。
彼女との出会いは『日々の暮らしが変わる旅もある!』で書かせて頂きました。
続く
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