アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ランブータン

2009年03月25日 | 誕生果
きょう3月25日は、
ハンガリーの作曲家 ベラ・バルトーク のお誕生日です。

ファーストネームのベラは Bela と綴ります。
ご存じのとおり、男性ですヨ。

もう少し違った時代に生きていたならば、
もう少し違った活躍をしたかもしれない作曲家のように思います。

第二次世界大戦の最中。ナチスの影響で政情不安定になり、
母親を亡くしたバルトークはアメリカに亡命。

アメリカで、バルトークの音楽はなかなか理解されず、
辛い日々を送ることに。
また、白血病のため、体重は40キロを割るまでにも。

そんなバルトークに、作曲を依頼したのが、
ボストン交響楽団の常任指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー。

そのおかげで生まれてきたのが
「管弦楽のための協奏曲」なのだとか。

終戦の年、未完成の作品をいくつか残して、
バルトーク永眠。

死後、バルトーク作品に対する評価が高まり、
現在に至っているのですね。

また、3月25日は、
フランスの作曲家ドビュッシーの命日でもあります。
ドビュッシーが他界したのは、1918年のことでした。


■3月25日の誕生果

   ランブータン (Rambutan)
     天真爛漫

 ・英名 : Rambutan
 ・和名 : ランブータン
 ・分類 : ムクロジ科、 ランブータン属、 常緑高木
 ・原産地 : マレー西部


ランプータン。
ウニのような独特の果皮を持つトロピカルフルーツ。

ランブータンとは、マレー語で「髪の毛」という意味だそうな。
それもそのはず。
果皮の表面は、長さ3~4センチほどの肉刺で覆われており、
黄桃、淡赤、赤など、赤っぽい色をしています。

さくらんぼのように、
いくつもの果実がまとまって、枝からぶら下がっています。

花は、黄緑色。
果実は、球形や卵形などで、直径4~5センチくらいの大きさ。
果肉は、乳白色で、その中に種子が1個入っています。

ランブータンのタネには脂肪がたっぷり含まれており、
炒って食べるのだそうです。

お味は、というと。
さわやかな甘さと、ほどよい酸味。

レイシ(ライチ)やマンゴスチンとは親戚関係。
そのためか、見かけはちょっと、お味はよく似ています。

生食のほか、シロップ漬けや、ジャム、ワインなどに加工されます。

日本へは、植物防疫法の関係で冷凍果のみ。
タイから輸入がメイン?

ランブータンの見かけでビックリしないでください。
中味は、それほどクセもなく、イイやつなのですから。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■3月25日の誕生色 : ワインレッド
■3月25日の誕生花 : アルストロメリア、他


最新の画像もっと見る

コメントを投稿