アンダンテ ~私の歩幅で~

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パープル・ジルコン

2010年03月27日 | 誕生石
きょう3月27日は さくらの日 です。

日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜をとおして、
日本の自然や文化について関心を深める日。

とされています。

1992(平成4)年。
財団法人「日本さくらの会」 が制定しました。

3月27日ということで、
「3×9(さくら) = 27」の語呂合わせから。
(やや変化球っぽい?)

また、七十二候(しちじゅうにこう)のひとつ
「桜始開(さくらはじめてひらく)」の時期でもあることから。

七十二候とは・・・

古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。

(「ウィキペディア」より)

  現在の節季は「春分」で、初候の「雀始巣」に続く
  次候が「桜始開」、そして末候が「雷乃発声」です。


各地で桜が開花して、風景が華やかになってきました。

桜のほか、和名を風信子(ふうしんし)というヒヤシンスも、
色とりどりに咲き始めていますね。


きょうの誕生石は、
風信子石とも呼ばれる紫色の石・・・


■3月27日の誕生石

   パープル・ジルコン (purple zircon)
     おしゃべり

 ・英 名purple zircon
 ・和 名風信子石((ふうしんしせき)
 ・モース硬度6.5 - 7.5
 ・産 地タンザニア、スリランカ、ミャンマーなど

パープル・ジルコン。
きらきらした輝きが美しい紫色のジルコン。

多彩なファンシーカラーのジルコンの中で、
天然のパープル・ジルコンは、稀少価値があります。

透明から不透明で、
ガラス光沢、金剛光沢、油脂光沢があります。

スリランカでは、
2千年以上も前から、ジルコンを産出していました。

また、ギリシャでは、
ヒュアキントス(ヒアシンス)と呼ばれ、珍重されていました。


ジルコンという名前は・・・

ペルシャ語で「金」を意味する zar と、
「色」を意味する gon が一緒になったらしい。

また、アラビア語で
「朱」を意味する zarguin から、ともいわれています。

どちらも語源は同じで、
ジルコンの結晶そのものの色を表現しています。


宝石としては、ダイヤモンドに似ていることから、
やや損な役回りをしてきた経緯もありますが。

美しい赤系のジルコンが出てきたことにより、
現在はジルコンとして注目されているのだそうです。


パープルは、もともと貝紫の色から来ており、
ギリシャ語の「ポルフォラ」が語原の一つといわれています。

古今東西、紫という色は、
権力の象徴とされてきました。

やや赤みのある紫色のジルコンからは、
不思議なしなやかさのオーラが感じられそうです。


★パワーストーン効果★
古くから、女性のお守りとして活躍してきました。
女性の魅力を引き出したり、出産の苦しみを和らげたり。
自分の中のセクシーでチャーミングな部分に気づくでしょう。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■3月27日の誕生花 : キンチャクソウ、他
■3月27日の誕生色 : オパールグリーン
■3月27日の誕生果 : 弁慶柱


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