夏休みの読書感想文で読まされた方も多いかも
スズメの大研究 (ノンフィクション未知へのとびらシリーズ) 国松 俊英著 PHP研究所 (2004年)
2005年に小学校中学年の課題図書になった本。
そのため、ノンフィクションの感想の書き方などでも取り上げられることも多い。
この本が発表されたころ、スズメが見られなくなったとニュースになった。
英国のインディペンデント紙によると
イギリスのイエスズメの数はこの15年で90%減った。
原因はイギリスでは、他の鳥による駆逐、農薬、気候変動、家屋の改善など、しかしまだよくわかっていない。
デュ・モンフォート大学の研究は、昆虫の減少がスズメの飢えにつながっているではないかといっている
この影響はパリやヨーロッパ中で見られるという。
最後に「間とスズメの共生にはどんな意味があったのだろうか。原因は分からないが、人間はかけがえのない何かを失いつつあるようだ。」
と結んでいる。
それで、日本でもスズメは減っているという。
2010年ごろにはマスコミで取り上げら、スズメに関してニュースがながれていました。
・三上修(立教大理学部) 『スズメについてよくある質問』論文 PDF『日本におけるスズメの個体数減少の実態』)
・朝日新聞 「スズメ、20年で6割減少か 都市部での子育て難しく」
その最初の話題とスズメの研究を提供したのが課題図書となった本書。
その後、多くの子どもむけのスズメの本がでてくるが、この本が身近なスズメについて知らしめた効果は大きい。
この本でスズメの鳴き方がどのように変化したのかを歴史的に書いてあったり、スズメがどのように世界中に広がったりとか
小学生にわかりやすく説明してある。
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