島崎酒造さんは名酒「東力士」で知られる嘉永2年(1849年)創業の
老舗蔵元です。どうくつ酒蔵とは第二次世界大戦末期に計画された、
戦車製造の地下工場跡地を利用した低温貯蔵庫のこと。
場所は烏山線「滝駅」を北へ、小高い森の中。
見学開放日は基本週末のみ。平日は予約が必要とのこと。
洞窟の入り口はこんな感じ。
辺りには天然のワサビが群生しているほど自然が豊かな土地。
洞窟に一歩足を入れると独特の雰囲気の中、ひんやり冷たく
別世界に迷う込んだような感覚がします。
係の方が一通りの説明をして下さいます。延べ600mのトンネル(坑道)に、
720坪のスペースには1.8リットル壜詰め約200,000本を貯蔵可能。
見学範囲は限られていますが、その規模は十分体感できますよ。
昭和からの希少な古酒は、鉄格子で厳重に保管されていました。
段積みにされた日本酒の数にも驚きますが、洞窟が全て手掘りであった
と言いますから、先人達に敬意を表さずにはいられません。
冬であろうが夏であろうと内部は10℃前後が保たれるのだそう。
その時は気づきませんでしたが、湿度が相当高いですね。
見学の最後には洞窟で熟成されたお酒の試飲と販売が待っています。
杉玉でしたっけ。蔵元のシンボルですよね。
純米酒や大吟醸などをはじめ、リキュール系まで幅広い品揃え。
私はお酒を全くやりませんが、歴史的価値のある遺跡としても見応え十分。
見学は無料です。
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島崎酒造
栃木県那須烏山市中央1-11-18
0287-83-1221