去勢手術のススメ

かなり前ですが、「去勢の手術」ということで
受けたら実は、♀だった・・・
とか、オーナーさんが「去勢」ではなく、
「矯正」と言っていたり、したことがありました。

オスは去勢、メスは避妊といいます～

それはさておいて、
去勢の手術にもメリットがあります。

犬、猫ともに、生殖器疾患（前立腺の肥大や腫瘍、
精巣の炎症、膿瘍、腫瘍など）全般に防ぐことができますし、
犬でよく知られている、会陰ヘルニア（椎間板とは違います～）
臀部の筋肉が薄くなり腹部の臓器が皮膚の下に出てきてしまう疾患で、
治療は手術しかありません。

他には、問題行動です。
たとえば、猫なら尿スプレー、犬ならマーキングや、
夜鳴き、攻撃的行動などです。
猫の場合、尿スプレーの行動は、去勢の手術後、90％抑えることができると
いわれています。
できることなら、尿スプレーの行動が定着する前に手術を実施しておいたほうが
よりBetterということです。
犬の場合、尿マーキングは60%、マウンティングは80%ほど
減少するそうです。

また、術後「太る」という話をよく聞きますが、
食欲に対しての抑制ホルモンの働きがなくなるためです。

しかしながら、「摂取カロリーが増えなければ、
体重が増えることはない。術後の体重増加の原因は
摂取カロリーが増えたことによる」という報告があり、
アメリカのほうで、実際に実験してみた結果です。

残念ながら、摂取カロリー＝オーナーさんが与えるもの
ということになってしまいます。

せっかく、避妊手術をしても、太ってしまったことによる
病気が出てはもったいない。
自分のペットの健康を管理するという感じでいきましょう！