Willのあれこれ日誌

猫3(8才♂、3才♂、年齢不明♂)、人間(年齢不詳♀)でやっている17年目のWillどうぶつ病院です。

すごい確率・・・

2012年03月22日 | うさぎさんについて
当院はうさぎさんの来院多いどうぶつ病院です。

特に、ウサギさんの避妊手術を積極的にお勧めしています

なぜなら・・・・

とにかく子宮疾患が多い

なのに、犬や猫の避妊手術を勧めるのに、ウサギさんを診ているという動物病院でも

ウサギさんの避妊手術を勧める獣医さんはあまりいません・・・

犬や猫は薦めるのに・・・ 

当院のここ2年間のデーターです。

予防的避妊手術を実施

異常がみられなかったケース 約65%

異常がみられたケース 約35%
 
 そのうち非腫瘍性変化 約65%(内膜過形成、漿膜嚢胞、内膜ポリープ)
     腫瘍性変化 約35% そのうち悪性変化100%(子宮腺癌)

*3歳くらいが異常が確認されるされないの分かれ目のようです。
*うさぎさんの避妊手術は1歳6か月までに実施することが推奨されています。

事前に子宮異常や疑わしい症状が確認されて避妊手術を実施

非腫瘍性変化 0%
腫瘍性変化 100% そのうち悪性変化 100%(子宮腺癌)

*子宮に異常があり、避妊手術は実施したがオーナーが病理検査を希望しなかったケースは含めておりません。

当院でも、犬&猫に比べて、ウサギさんの避妊手術が多いとはまだまだ言えないでしょう。

しかし、ウサギを診ていると言える獣医さん、ウサギの♀を飼育しているオーナーさんどう考えますか?






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