Willのあれこれ日誌

猫3(8才♂、3才♂、年齢不明♂)、人間(年齢不詳♀)でやっている17年目のWillどうぶつ病院です。

薬浴するなら~ Ⅰ

2009年05月06日 | 病院専用シャンプーと薬浴について
今回は、薬浴回数のお話

皮膚病治療のひとつとして、動物病院の先生から「薬浴してください」と
言われることもよくあるかと思います。

薬浴用シャンプーって
なんだかわからずに使ってしまってはいませんか?
とにかく洗えばいいというだけではありません

薬浴シャンプーとは、動物病院で販売されていることが第一条件です

現在、さまざまな種類のものがあります。
主なメーカーさんはフジタ、ゼノアック、ビルバック、フォートドッジ。

それぞれに、目的とした薬剤の配合になっているため、
残念ながら all in one のようなものはありません。
逆に言うと、薬浴シャンプーでも、皮膚の状態に合わせたものを選択しないと、
期待した効果がでにくいということになります

ということは、皮膚の状態と把握して、適切なシャンプーを処方することが
大事なんです。
それと、なんと言っても、オーナーさんの協力
洗ってもらうんですから~

それでは薬浴シャンプーはどれくらいのペースが良いのでしょうか?

シャンプー剤にもよりますが、はじめのうちは週は2~3回必要です。

効果を十分活かすために、週2~3回必要なんです

たとえば、クロルヘキシジンの入ったシャンプーでは、
クロルヘキシジンの残存効果の期待できる期間はわずか2、3日。
はじめのうちの週2~3回は皮膚の下地作りと考えてください。

それから、安定してくると週1回~2週に1回くらいでも
皮膚のコンディションや痒みが落ち着いているケースもあります。

このはじめの回数はとても大切です。
「1回やって効果ないからや~めた」というのはかなりもったいないです

ぜひ、まずは週2回からがんばってやってみてください

次回は薬浴シャンプーの成分について


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