Willのあれこれ日誌

猫3(8才♂、3才♂、年齢不明♂)、人間(年齢不詳♀)でやっている17年目のWillどうぶつ病院です。

せっかく薬浴するならこうすべし~

2015年06月20日 | Oh!ひ~ふ~(皮膚について)
ワンちゃんを自宅で薬浴しているオーナーさんも多いと思います

そこで

薬浴シャンプーのその効果を引き出せるような洗い方のポイント

其の1 
 薬浴のターゲットはあくまで皮膚なんだ&眼にシャンプーは入れないぞと誓うべし

其の2
 薬浴シャンプーの名前と期待する効果を確認するべし
  シャンプー剤によって期待する効果が異なる

其の3
 人間の頭や皮膚とは違うと認識すべし
   人より角質は薄く、ターンオーバーも1週間ほど早い
      
其の4
 毛玉やもつれがある場合は、さきにとっておくべし
  毛玉があるままでシャンプーすると、さらに毛玉がフェルト状態になり、
   取れにくくなり、皮膚がつれたり、痛んでしまう。
  もちろん、短毛のほうが洗いやすい)

其の5
 お湯の温度は35度~37度に設定するべし

其の6
 毛の汚れが強い、脂漏症で皮脂が多い子は二度洗いをするべし
    一度目(下洗い)は簡単な汚れ落し←薄めてつかってもよし。
    二度目(本洗い)は薬浴効果を←絶対原液

其の7
 ごしごししてはならぬ
 物理的な刺激は皮膚の天敵=お湯やドライヤーの温度、ごしごし洗う&拭くなどに弱い

其の8
 症状のあるところから洗うべし
  但し、顔に症状があっても、顔が苦手な場合などは最後になっても、仕方がない
  また、シャワーが顔に当たるのが苦手な場合は、シャワーの水圧を落としたり、
   スポンジにお湯を含ませながら洗うこともできる

其の9
 つけておくべし
  薬効を効かせるために、つけおき時間(10分~15分)が必要

其の10
 よくよくすすぐべし
  必要な薬浴成分は皮膚に残るため、余分な分はきっちりと落とす
  すすぎすぎるかなと思うくらいでもOK。
  とくに、脇、足の裏、腹部、内股など残りやすいので注意

其の11
 タオルドライは毛の水分を取るべし=ドライヤーの時間を減らすべし
  自分の頭をごしごしするような感覚ではだめ
  吸水性の良いタオルで、押さえる感じで毛の水分をしっかりとっておくことで、
   ドライヤーの時間も短く、熱による刺激も減らせる
  タオルドライで8割水分を取ると理想的 
  特に、眼にとってドライヤーの刺激は強烈なため、顔もしっかりタオルドライする必要があり

其の12
 ドライヤーの刺激を最小限にするべし 
  一般家庭使うドライヤーは高温なので、遠めから&動かしながら&冷風も使いながらあてる
  毛の根元から乾かして、特に足裏など湿気が残らないようにする     

其の13
 洗う前より赤みや、痒みが引いていれば、薬浴マスター

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