Willのあれこれ日誌

猫3(8才♂、3才♂、年齢不明♂)、人間(年齢不詳♀)でやっている17年目のWillどうぶつ病院です。

猫のフィラリア症予防 ③

2010年04月02日 | 病気や検査について
「猫のフィラリア症の診断は難しい」
ということは前に書きましたが、
それ自体も厄介なのですが・・・

「犬と猫のフィラリア感染率は同等であり
野外飼育と室内飼育の猫のフィラリア感染率にも差はない」

と言われています。

成虫になる確率は猫の免疫作用により、犬よりは低い。

しか~し

免疫作用によってい死んだフィラリア虫体や免疫物質により、肺に炎症を起こすため、
この時期には、食欲不振、沈鬱、発咳、嘔吐などの症状を示します。

フィラリアが成虫になると一時期症状がおさまったようにみえてしまいます。

しか~し

2,3年すると(犬では5、6年のところ)フィラリアは死んでいくので、
そのフィラリア虫体や免疫物質により、肺に炎症や、血栓などが生じて、
肺障害になってしまう・・・

一番怖いのは、突然死・・・

これを乗り越えたとしても、慢性呼吸器疾患へ移行する。
(治療でコントロールできればいい方ですが)

犬と同様にいいことは一つもないんです

愛情から予防医療を始めましょう
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