仕事が立て込んでなかなか時間が取れず、その1から大分あいてしまいましたが
1月の茨城プチ遠征その2です。
(昨年のノスタルジック散歩もまだアップ出来てない)
今回は、中町通りの有名な看板建築と、路地で見付けた文化財級の建物、そして2度目の訪問純喫茶マツです。
すがや化粧品店
国登録有形文化財です。近くで撮れなかったので遠景のみ。
森戸文四郎商店。モルタルの看板建築で、1階部分の引き戸が昔の木製のままです。
サッシに改修されている店舗が多いので、これは意外と貴重。
両端がタイルなのも素敵。
国の登録有形文化財です。
なんの模様だろう??
左から玉川屋、石岡将棋会館(吉田クツ店)。
銅板張り看板建築です。
丁子屋。江戸時代末期に建てられた染物屋(現在は観光施設まち蔵藍)だそうです。
木造2階建の商家建築で、昭和4年の大火で焼失を免れた商家建築では現存する唯一の建物であると書いてありました。
中を見られるそうで、見学すればよかったな。
国の登録有形文化財。
福島屋砂糖店。黒い蔵造りの建物です。国の登録有形文化財。
そして、、、
久松商店。昭和5年に建てられた化粧品・雑貨店(現在は喫茶店?)
この張り方は下見板張りというそうです。
アーチがいいですね~
ファサードも凝っていますが、窓のデザインも素敵。
十七屋商店。昭和5年に建てられた履物屋さん。
一際目を惹く看板建築。
この小さなアーチが連なるデザインはロンバルディア帯というそうです。
久松商店も十七屋商店も、国の登録有形文化財。
出桁造りの中藤精米店。
石岡は、出桁造りも多かったように思います。
こちらは白く塗られていました。元々はモルタルかな・・
デザインは残されているけど看板建築の名残り的な。
こっちも><
トタンが張られていますが元は看板建築だったと思われます。
路地には、文化財じゃなくてもカッコいいレトロな建物もありました。
こちらは純喫茶マツのちかくにある、有名なモルタルの看板建築で国登録有形文化財。
2階部分のコリント式の短い円柱、
左右の窓のデザイン違い、
左下の造りかけ?のアーチなど、突っ込みどころ満載です。
左右の窓のデザイン違いは、左が建設当時のままで、右はサッシに変えたのでしょうか。
それにしても元々モルタルのデザインも違うし・・なぜ統一感を出さなかったのかわからない。
説明によると、昭和5年頃に建てられた貸店舗で木造2階建ての看板建築。
コリント様式風の柱頭飾りや屋根に立ち上げた煙突風の突起物など特異な造形を持つ。
当初から貸店舗として建てられた数少ない貴重な建物である、ということです。
喫茶店の「四季」には今回は入店せず。
コリント式の柱頭飾りもすごい。なんの模様かな。
路地を歩いていると、何気ない住宅街に普通に看板建築があるのが石岡です。
こちらもそのひとつ。バイク屋さんのようでした。
こちらは看板建築ではないけど、斜め扉がレトロな建物。
こちらも斜め扉。斜め扉好きです。散髪屋さんに多いですね~
そして、最後に突然目の前に現れたのがこちら、、、(向こうからしたら現れたのは私の方笑)
もう文化財級の物件だと思うのですが、もちろんなんの説明版もなく。
ベランダ(バルコニー?)の円柱にアーチ、頭頂部のアールデコ調のレリーフ、
ガラス窓も近くで見るとレトロな模様でアガりました!
帰宅後調べても情報は見つからず・・。
1日の最後は(といっても14:30頃)再びの純喫茶マツさん。
今度は半地下の席へ。
シンプルに見えて、大理石の壁、木の板の壁、タイル風の壁、となかなか凝っています。
席からの眺め。
もっと詳しくはコチラ☆わざわざ行きたい喫茶店*純喫茶マツ(茨城・石岡)
マツさんと同じ通りに、アーチ状のデザインの窓が側面にある看板建築風の不二家さんがありました。
ちょっと色彩が派手だけど、造りは石岡の雰囲気に合わせてあるのかな。
念願だった茨城石岡の看板建築巡り、思ったよりたくさんのレトロ物件に出会えたので、
膨大な画像からセレクトに時間がかかり、またなかなか自宅でパソコンに向かえず遅くなりましたがこれで終わりです。
一応観光地ですが、平日だと人もまばらでちょっと寂しい気もしましたが、撮影は人が入らずゆっくり出来ました。
でも、あれだけの文化財があるのでもう少し活性化してもいいような・・。余計なお世話かもしれませんがちょっと心配です^^;
ありがとうございます!
時間さえ許されれば、細かいところもついつい見てしまいます。
でも近くのものほど、見落としがあって、今度記事にしますが
今まで気づかなくて愕然としたことがありました笑
建物が目の前に迫ってくるような臨場感があり、なぜか、光と影のコントラストが絶妙です。
普通は気が付かないような細かいところ、高いところにも視線が行きとどいていて、歴史的建造物の写真の撮り方の見本のように思えてきます。
なんだか、私も石岡にもう一度じっくりと行ってみたくなりました!
ありがとうございます!