前回の続きです
商業施設として再生され、70年振りに世間の注目を集めることとなった旧万世橋駅と、
その赤レンガ高架橋。
ホーム部分は「2013プラットホーム」として整備され、デッキとして甦りました。
ふたつの階段を通り、線路階にあるホームに上ることができます。
ホームだった場所の一部には、ガラスに囲まれた展望カフェデッキもあります。(HPより抜粋)
1912年(明治45年)の駅開業時に造られた階段。
1936年(昭和11年)の鉄道博物館時代には、ホームから直接入館できる来館口として利用されました。
駅の休止以来、70年振りの公開だそうです。
手すりかなにかの跡かな?
ホーム跡から1912階段を見ると、新旧の境目がわかります。
階段を上ったところ。ホームがあった場所なので、ガラスの向こうはすぐ線路です。
(線路に挟まれている)
中央線が走り抜けます。
工事の際、旧万世橋駅のプラットホーム上屋基礎が、土の中から発見されたそう。
その一部が展示されていました。
旧プラットホーム(デッキ)を一通り見て、反対側の階段から降りてみました。
こちらはもうひとつの階段「1935階段」。
鉄道博物館の新館が出来た時に設置された階段だそう。
駅休止まで使用されたということです。
白いタイルは当時のもの、うす茶色はその後の修復部分、灰色は今回修復した部分だそうです。
白いタイルは当時としては最高の技法で施工されたとか。
当時は近代化の象徴として創建されたにもかかわらず、
時代の流れや震災、戦争に翻弄され、悲しい運命を辿った万世橋駅。
70年前に休止されて以来、世間に忘れられひっそりとここにあり続けた万世橋駅。
今回の再生で日の目を見れて、駅ファン(無人駅・懐古的な駅など郷愁や哀愁のある駅限定)としては
とても興味深いな~と思いました。
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