障害者となってから3人のK先生と知り合った。
それぞれ違う名前だけれど頭文字はK。
作業療法士K先生。
革工芸K先生。
色鉛筆K先生。
健常な時には全く縁遠かった世界の扉を開き、
障害による絶望から救ってくれた。
革工芸K先生から打刻が弱いという指摘。
打刻を強くするためには右手で馬力をハンマーに加えなければならない。
そうすると刻印を麻痺のある左手で支えなくてはならず、正確に打てない。
『もう越えられない壁かも知れない・・・』
と、リハビリ中に作業療法士のK先生につぶやいた。
『これでやってみたら?』と写真の方法。
これだと指先だけでなく手のひらも使って刻印が支えられる。
もともとこの先生が革工芸をリハビリのプログラムに組み入れてくれた恩人。
革に花を彫りこみ、作業療法士K先生へ革製の手紙を作る。
恵み豊かな作業療法を感謝したラブレター。
あ、このブログ大家さん(妻)も見るんだっけ・・
作業療法士K先生への革手紙のほか、端革を使い本番と同じ図案を使い練習。
染色も打刻の深さ強さもまあまあだと思う。
この小さな三角形だけでほぼ一日かかる。
本番のフルサイズで作るためには結構根性が必要。
越えられないレベルに届いたかどうか、明日革工芸のK先生から判定が出る。
左側のナイフだけで模様をつけるカットワークもたぶん『可』の評価は出るだろう。
次の工程は着色し図柄と図柄の地の部分を一個だけ三日月型に切りぬいたように
透かし彫りにする『フィディグリー』という技法に入る。
このK先生は業界の有名人で笑顔の素晴らしい先生だが、営業的なお世辞はおっしゃらない。
教えてもらうより見て、やってみろという俺むきな指導方法。
先生というより親方が正しいかも知れない。
来年の今頃は、何に挑戦していることだろうか・・
絵を描けるようになることは、いつか果たしたい夢であった。
色鉛筆K先生とはまだ2カ月の付き合い。
一緒の時期に始めた同期がいるのも嬉しいことだ。
この先生はお教えるのもほめるのも上手。
5年~10年続いてる生徒さんが多いのもうなづける。
まだブログに載せられる状態じゃないんだけどね。
革の恥の上塗りみたいなものとお笑いくださいませ。
ほんとに遊んで暮らしててすみません。
写真を見てくださってありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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しゃけさんは素晴らしい出会いがあって絶望が希望に変えられたのですから、恵まれていますね。
もちろんご本人の人となりとも関係するんでしょうけど。
革工芸の先生は、障害があることにこだわらず、平等な厳しさで指導されていることを感じます。
しゃけさんがそれに応えられることをご存じだからでしょう。 療法士の先生も同じだと思います。
なんだか感動しちゃいました。
俺の言いたいことは、かものはしさんのコメントの
とうりなのです。
それは、とてもありがたいことです。
今後も嘘のない本音でブログを続けます。