「謝り方も知らないのか」
2012年10月24日(水)
「謝り方も知らないのか」とは、橋下大阪市長が週刊朝日に対して怒りをぶつけた言葉です。
もう一週間過ぎましたが、週刊朝日は橋下氏の出自にまつわる記事を載せ、これが橋下氏に対する人権侵害だということで問題になりました。
橋下氏は、週刊朝日が謝罪文を載せた翌週号を市役所に送りつけて、それで謝ったつもりでいるのか、と怒ったのです。
話はややこしくなるのですが、「送りつけた」というのは橋下氏の誤解で、橋下氏が週刊朝日に謝罪することになったのですが・・。
それはともかくとして、私はこの週刊朝日を読んでいませんが、広告を見て、橋下氏に対する人権侵害に当たるのではないかと直感しました。
早速橋下氏が反撃しました。私はこれは当然のことと受け止めています。しかし、橋下氏が言うところの「親会社」の朝日新聞まで取材拒否というのはやり過ぎと思っていました。
橋下氏の言い分は、親会社が子会社を使って好き勝手な記事を書かせてもその責任が及ばないというのはおかしい、という趣旨です。しかし、親会社が関わっていたかどうか分かりません。それこそ、橋下氏の言うように「検証」の結果を見て判断することです。(後に、橋下氏は朝日新聞の取材拒否を解除しましたが、私は寡聞にして、その理由を知りません。)
他人からの人権侵害に過敏な橋下氏ですが、自らは職員に対する人権侵害を行っています。「アンケート調査」という名の「思想調査」です。
大阪市の職員に対して、組合との関わり等を職務命令で処分をちらつかせて行ったものです。
現在、一部の職員が損害賠償を求めて裁判を起こしています。
私は、間違いなく、職員側が勝訴すると思っています。
さてそこで、「謝り方も知らないのか」と啖呵を切った橋下氏の謝罪の仕方が見ものです。
私は、「天に唾するもの」になるのではないかと予想しています。
私の予想が誤りであったら、謝ります。